フェアリーズ

フェアリーズ (Fairies)

フェアリーズは、日本の7人組の女性ダンス＆ボーカルグループであり、ライジングプロダクションに所属していました。彼女たちの活動は、2020年6月に停止するまで多くのファンに支持されました。グループの結成は2011年に発表され、「世界で戦える実力を持つグループ」というコンセプトのもと、安室奈美恵やSPEEDなどを手掛けたプロダクションによって結成されました。

グループの設立と初期活動

フェアリーズのメンバーは、全国の13地域にあるダンススクールから選ばれ、共同生活を送りながらダンスのスキルを磨きました。グループ名は一般公募を通じて「Fairies」に決まり、ダンスの姿が妖精のように見えることから名付けられました。グループ名は当初アルファベット表記でしたが、その後片仮名に変更されました。この変更に関する公式発表はなかったものの、ファンの間では広く知られることとなりました。

ダンス指導と衣装

ダンスの指導は牧野アンナが行い、メンバーの伊藤と下村は以前から教えを受けていた生徒でした。また、DA PUMPのKENZOもダンス振付に関与していました。メンバーごとのカラーに基づいた衣装もありましたが、グループ全体の衣装は統一感があり、ファンからも好評を得ていました。

活動のハイライト

フェアリーズは2011年9月にデビューシングル『More Kiss/Song for You|More Kiss_Song for You』をリリースし、その年の日本レコード大賞で最優秀新人賞を受賞しました。続く2012年には、テレビ東京で放送された『原宿キラキラ学院』に出演が決定し、更なる知名度を上げました。しかし、2013年1月にメンバーの清村が活動を停止し、6人体制となりました。

2014年には、自身初のワンマンライブ『フェアリーズLIVE -Fairies First-』を赤坂BLITZで開催し、1stアルバムをリリースしました。その流れで、ライブツアーも行われ、彼女たちの人気は急上昇しました。特に、2018年にはシングル『HEY HEY 〜Light Me Up〜』がオリコン週間ランキングで2位を記録し、アルバム『JUKEBOX』のリリースも成功を収めました。

メンバーの変遷と解散

グループ活動は順調に見えましたが、2017年には藤田が脱退し、5人体制になりました。その後、2020年にはメンバーの野元、林田、井上がライジングプロダクションとの契約を終了し、活動を停止することが発表されました。ただし、解散はしない方針とされ、今後の活動については未定の状態で残されたままでした。

活動後の展開

活動停止後も、井上は2022年にAVデビューを果たし再度表舞台に登場しました。また、下村は2021年に芸能から引退し、その後の活動はありません。伊藤も2022年にライジングプロダクションを退社し、メンバー全員が同事務所から離れることとなりました。

このように、フェアリーズは短い活動期間ながらも多くのファンに愛され、多くの思い出を残したグループです。彼女たちの成し遂げた成果は、現在でも多くの人々に語り継がれています。

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