フットバッグ

フットバッグ（Footbag）とは

フットバッグとは、直径約5センチのボールを足で扱う、遊びや競技の総称です。サッカーのリフティングやお手玉のようにボールを蹴り、楽しむ方法が多様にあります。フットバッグと呼ばれるボール自体も、しばしばこの名称で指されます。

フットバッグの起源

フットバッグは、1972年にアメリカ合衆国オレゴン州で医師のマイク・マーシャルによって誕生しました。当時、彼は膝の手術を受けた患者であるジョン・スタルバーガーに対し、リハビリの一環として「足でお手玉のように遊んでみてはどうか」と提案しました。このアイデアから始まったのがフットバッグの原型で、最初は靴下の中に豆を詰めた手製のボールで、仲間内でのお遊びに過ぎませんでした。

しかし、楽しむうちに改良が進み、競技者が増加。ついには世界中で大会が行われるまでに成長しました。最初の名称は「ハック・ザ・サック」であり、現在でも「ハッキーサック」として知られる国も存在します。

競技スタイル

フットバッグにはいくつかの競技形式があります。例えば、テニスやバレーボールのようにネットを挟んでバッグを蹴り合う「フットバッグ・ネット」、蹴る回数や時間を競い合う「フットバッグ・コンセキュティブ」、多彩な技を使って足技を競う「フットバッグ・フリースタイル」があります。

フットバッグ・フリースタイル

中でも最も人気があり、競技者数が多いのはフットバッグ・フリースタイルです。この種目は個人でもグループでも気軽に楽しむことができるため、シンプルな遊びとしても広く親しまれています。手軽に始められるという特徴が魅力の一因でしょう。

フリースタイルの競技には、「Routine」（決まったルーチン）、
「Shred30」（30秒間の技を競う）、
「BIG3」（特定の3種類の技の繰り返し）、
「Phat Combo」（複数の技の組み合わせ）、
「Sick Trick」（難易度の高い技の披露）など、様々な種目が存在します。

関連項目

フットバッグに関連する項目として、2003年にペプシコーラが行ったキャンペーンでフットバッグが日本に紹介されたことや、選手の石田太志、さらには日本古来の蹴鞠などがあげられます。

組織とリンク

フットバッグを楽しむ人々は、日本フットバッグ協会（NFA）や、国際的な団体であるIFPA（International Footbag Players' Association）を通じて活動しています。これらの団体はフットバッグの普及や競技促進に尽力しており、世界中の愛好者同士の交流をサポートしています。フットバッグは、仲間と一緒に楽しむことができる魅力的なスポーツであり、今後もその人気は続いていくことでしょう。

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