フンドーキン醤油

フンドーキン醬油株式会社

フンドーキン醬油株式会社は、1861年に大分県臼杵市で設立された伝統ある調味料製造業者です。主に醤油や味噌を中心に、様々な調味料を手掛けており、その品質の高さから多くの支持を集めています。

企業の由来

社名「フンドーキン」は、重量を量る際に使用される「分銅」と、創業者である小手川金次郎の「金」に由来しており、企業の信頼性を象徴しています。また、社のロゴは左右対称のデザインで、誠実な製品を提供するという理念が込められています。フンドーキンの企業理念は「継続は力なり」であり、この言葉に裏打ちされた努力は、長年にわたる品質向上に反映されています。

生産量の実績

フンドーキンは九州地方において、醤油や味噌、サラダドレッシング、ポン酢、柚子胡椒などの製品で高い生産量を誇ります。特に醤油は全国で8位、麦味噌の生産においては日本一の記録を持っています。関西や中国、四国地方では商品が少ないものの、著名なタレントが推奨したことにより、ブランド名は広く知られることとなりました。関東地域では醤油の流通は少ないですが、他の調味料は店頭で見かけることが多く、取引先店舗を通じて多くの家庭に親しまれています。

製品の多様性

フンドーキンの製品ラインナップは充実しており、例えば、醤油には「ゴールデン紫」「さしみしょうゆ」「世界一木樽醤油」などがあり、味噌も「生きてるシリーズ」や「九州の麦みそ」が人気です。さらに、ドレッシングやタレ類なども多種多様で、特に健康志向の高まりに応じた製品も展開されています。

独自の研究と成果

フンドーキン醬油は、業界内でも早い段階から味覚センサーを導入するなど、食品の品質向上に向けて積極的な革新を続けています。また、グループ会社である大分醤油協業組合は、世界的にも知られる巨大な木製醸造樽を有しており、その大きさは高さ9メートル、直径9メートル、容量540キロリットルとされています。この木樽は2008年にギネス記録に認定され、フンドーキンの名を一層広めることになりました。

沿革

フンドーキンは1871年に法人格を取得し、その後も着実に事業を拡大してきました。特に1939年には商標を「フンドーキン」と改名し、1967年には現在の社名に変更されました。その後も無添加の味噌や醤油を発売し、食の安全に寄与する製品を提供してきました。

メディア露出

フンドーキンは印象的なCMを多数制作しており、特に2000年にはフランスの俳優ジャン・レノを起用したCMが話題を呼びました。このCMは全国的に放送され、広告賞も受賞するなど、多大な宣伝効果を上げました。また、2010年には創業150周年を祝して、漫画家の水木しげる夫妻を起用した企業イメージCMも好評でした。

未来への展望

フンドーキン醬油は伝統を守りつつも、新しい挑戦を続ける企業として、今後も多くの人々に愛される製品作りを追求していきます。地元大分の特産物を活かした新商品などの開発にも力を入れ、幅広いニーズに応える姿勢を貫いています。

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