プレイピア白浜駅

プレイピア白浜駅（廃駅）

プレイピア白浜駅は、かつて青森県八戸市大字鮫町に位置していた、JR東日本八戸線の臨時駅でした。その歴史は、隣接する遊園地「プレイピア白浜」へのアクセス駅として始まりましたが、その役割は短命に終わりました。

歴史

駅の開業は1986年8月1日。当初は遊園地への来場者輸送を担っていましたが、1995年以降、利用客が激減し、全列車が通過する状態が常態化。事実上の休止状態が続きました。

駅名の由来となったプレイピア白浜自体も、1998年に遊園地としての営業を終了。2001年に自然公園として再出発し無料開放されましたが、2009年に再び閉園。駅の廃止を待たずして、その役割を終えていました。

年表

1986年（昭和61年）8月1日：開業。駅員無配置駅としてスタート。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化によりJR東日本が駅を継承。
1995年（平成7年）以降：停車する列車がなくなり、事実上の休止状態に。
2012年（平成24年）3月17日：正式に廃止。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅でした。本八戸駅が管理しており、2000年代後半以降は、ホームの老朽化が著しく、立ち入りが困難な状況でした。

ホーム脇には、遊園地への通路となる遮断機付きの踏切（大須賀踏切）がありましたが、警報機は設置されていませんでした。そのため、列車通過時には係員が手動で遮断機を作動させ、安全を確保していました。

2013年3月30日現在、駅ホームや大須賀踏切は既に撤去され、その痕跡を辿ることはできません。

駅周辺

プレイピア白浜：かつて駅名の由来となった遊園地。
大須賀海岸：駅近くに広がる海岸。

バス路線

プレイピア白浜前停留所（現：大須賀海岸）：駅の最寄りバス停。八戸市営バスとワンコインバス・うみねこ号が運行していました。

八戸市営バス：白浜海水浴場前・種差海岸駅方面/葦毛崎展望台・鮫方面
ワンコインバス・うみねこ号：4月下旬 - 10月下旬の季節運行。

隣の駅

JR東日本 八戸線

鮫駅 - プレイピア白浜駅 - 陸奥白浜駅

プレイピア白浜駅は、短期間の営業で廃止された駅ですが、その名前はかつて存在した遊園地と共に、人々の記憶に残っています。

関連項目

日本の鉄道駅一覧
秘境駅

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