ヘキサドライブ

株式会社ヘキサドライブの概要

株式会社ヘキサドライブは、日本のコンピュータゲームソフトの制作と開発を手掛ける企業です。2007年2月に設立され、現在はコンピュータエンターテインメント協会の正会員として活動しています。

設立の背景

企業の設立者である松下正和は、カプコンでメインプログラマーとしてのキャリアを積んだ後、多くのゲーム開発の経験を基にヘキサドライブを起業しました。設立当初から、社員は主にプログラマーで構成されています。松下は「オーダーを実行するだけでなく、それにプラスアルファを常に加える」という理念を持ち、社内ではこの考え方を「ヘキサイズム」という独自の文化として称しています。

発表したタイトル

2008年1月には、ヘキサドライブの初タイトルである『Rez HD』をリリースしました。以降、同社は数々の有名ゲームのHDリメイクを担当するようになります。たとえば、『大神 絶景版』や『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER 3D』、さらには『ZONE OF THE ENDERS HD EDITION』といった作品が挙げられます。また、スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジー零式 HD』も手がけています。

これらのタイトルの開発にあたり、ヘキサドライブは原作の魅力を忠実に引き出すだけでなく、画質の向上や多数の新要素を加えることで、プレイヤーに新しい体験を提供しました。特に、2014年のCEDEC AWARDSでは、エンジニアリング部門で優秀賞を受賞しています。この受賞は、オリジナルのテイストを保持しつつも作品への愛情が伝わる素晴らしいリメイクを評価された結果でした。

他の展開

2015年になると、ヘキサドライブの一部のスタッフがCygamesに移籍し、新たに大阪Cygamesを設立しました。このような人事の変化があったものの、ヘキサドライブは今でも本社である大阪で開発を続けており、さらに東京都港区にある東京開発オフィスでも活動しています。

まとめ

ヘキサドライブは、プログラマー主導の文化を持つゲーム開発会社として、名作タイトルのリメイクと新しい体験を提供し続けています。企業としての成長と共に、今後のプロジェクトにも大いに期待が寄せられています。公式サイトを通じて、最新情報や開発中のタイトルについての詳細を知ることができます。

もう一度検索