ホウスイ

株式会社ホウスイについて

株式会社ホウスイは、東京都江東区に本社を構える企業で、水産物流通業や倉庫業を手掛けています。株式会社の名は1945年に設立した報國水産株式会社に由来しており、長い歴史を持つ企業として知られています。

沿革

創業からの発展

1945年8月、報國水産株式会社が東京都日本橋区に資本金17万5000円で設立されました。当初は東京湾内での沿岸漁業が主な事業でした。1949年には東京証券取引所に上場し、1961年には市場第一部に編入されました。

事業の多角化

1964年には本社を東京都中央区築地七丁目に移転し、1970年から1983年にかけては海外の合弁会社を設立、アラスカにまで進出しました。この時期においても、国内外の水産ビジネスに積極的に関与していきました。1984年には商号を株式会社ホウスイに変更し、1991年には事業の基盤を漁撈事業から買付商品事業へと移行しました。

子会社の設立と合併

1996年には恵光水産株式会社を子会社化し、その後1999年に日東シュリンプ株式会社を傘下に加えました。2001年には日東シュリンプを完全子会社化し、同社を吸収合併しました。こうした経緯から、ホウスイの事業が拡大し、水産業界での地位を確立しました。

現代の変革

2008年には水産流通を子会社化し、さらには中央冷凍も吸収合併しました。2013年には新たに株式会社せんにちを設立し、2018年には築地市場から豊洲市場への移転と共に新しい冷蔵庫棟を設置しました。

最近の動向

2022年には中央魚類による株式公開買付けが成立し、同年5月にはホウスイは東京証券取引所スタンダード市場から上場廃止となりました。結果として、ホウスイは中央魚類の完全子会社となりました。

グループ会社

現在、ホウスイのグループ企業には株式会社せんにち、株式会社水産流通、中央フーズ株式会社などが含まれています。また、豊海町には複数の冷蔵倉庫を保有しており、物流拠点としても重要な役割を果たしています。

まとめ

株式会社ホウスイは、水産流通業の成長に伴い、事業を多角化させてきました。長い歴史の中で、多くの合併や買収を経て、現在の形に至っています。今後も日本の水産業界における重要なプレイヤーとしての役割を担い続けることでしょう。

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