マクロスエースフロンティア

『マクロスエースフロンティア』

概要

『マクロスエースフロンティア』(略称：MAF)は、マクロスシリーズを基にしたPlayStation Portable向けの3Dアクションゲームです。本作は2008年10月9日に発売され、アニメ『マクロスF』の放送終了直後にリリースされた25周年記念作品でもあります。パッケージイラストは、天神英貴によって描かれており、VF-25FメサイアやVF-1Sバルキリー、VF-19改ファイヤーバルキリー、YF-19など、歴代の主人公機やSDF-1マクロスがフィーチャーされています。

このゲームのメインモードでは、プレイヤーは統合軍のパイロットとなり、『超時空要塞マクロス』の2009年から始まり、『マクロスF』の2059年までの異なる年代を選択してミッションを展開します。原作と同様のミッションを遂行しつつ、各年代の機体も使用できるため、ファンにとっては嬉しい要素となっています。

また、本作はアドホック通信機能を利用して、2人で協力してミッションを進行することも可能です。マクロスの関連ゲームの中で、これまでに登場した歴代のバルキリーに加え、デストロイドや敵機も操作できるという点が強調されています。

音楽とゲームシステム

ステージのBGMには、『愛・おぼえていますか』や『突撃ラブハート』、『ライオン』など、原作の楽曲が使われており、特にCMではシェリル・ノームとランカ・リーが「ライオン」をバックにゲームの紹介を行っていました。開発を手掛けるのは「ガンダムバトルシリーズ」で知られるアートディンクであるため、ゲームシステムには似た要素が多いですが、マクロス特有の新しい要素も取り入れられています。

プロットと登場キャラクター

物語は西暦1999年に始まり、南太平洋の南アタリア島に落下した未知の宇宙戦艦が舞台です。この宇宙艦は、記録のない異星人に関する謎を多く含み、人類はこの事実を受け入れることで数年間の統合戦争を経て「地球統合政府」を樹立します。

主要な登場キャラクターは、原作からの影響を受け、パイロットとして成長しながら物語を進めていきます。キャラクターはチームのパフォーマンスに応じて成長し、原作に登場するキャラクターは、特定の条件を満たすことで使用できるようになります。

ゲームシステムとカスタマイズ

プレイヤーはハンガー画面でキャラクターや機体、使用するスキルを選び、ミッションを遂行します。ミッション中は敵とのバトルが中心であり、目的は敵機の殲滅や防衛任務の遂行など多岐にわたります。戦闘後には戦闘結果に応じてキャラクターが成長し、機体のカスタマイズポイントを獲得できます。

特に注目すべきは、SPゲージによる特殊攻撃及び合体SPアタックのシステムです。この要素により、没入感のあるプレイが実現されています。

作品の評価

『マクロスエースフロンティア』は、その豊富な内容と魅力的なシステムから発売当初より大きな好評を得ており、週刊ファミ通でのゴールド殿堂入りを果たしました。そして、PSP the Best版のリリースによりさらなるファン拡大も果たしました。続編のシリーズも展開され、今も多くの支持を集めています。

このゲームは、マクロスシリーズのファンには欠かせないタイトルとして、その影響の大きさを物語っています。

もう一度検索