ミドリ安全

ミドリ安全株式会社について

ミドリ安全株式会社は、東京都渋谷区に本社を置く、産業用安全衛生保護具、環境改善機器、電気計測器などの製造販売を行う企業です。安全衛生保護具業界では最大規模を誇り、特に安全靴とワーキングウェア（作業服）においては国内トップシェアを確立しています。また、製品の製造販売だけでなく、安全衛生に関するコンサルタント業務も行い、働く人々の安全と健康を総合的にサポートしています。

企業規模と事業展開

ミドリ安全は、国内に27の支社、41の支店、4つの営業所、そして66社の販売会社（133ヶ所）を有し、計178の地域販売拠点を展開しています（2023年5月21日現在）。さらに、海外にも拠点を設け、グローバルに事業を展開しています。

沿革

ミドリ安全の歴史は、1952年に緑災害防具株式会社として設立されたことに始まります。その後、製造部門としてミドリ安全工業株式会社を設立し、1963年には倉敷紡績株式会社と提携して衣料部門を設置、ワーキングウェアの製造販売を開始しました。1964年には安全靴専門工場として石川工場を設置し、1968年には本社を現在の東京都渋谷区広尾に移転しました。

1970年代以降は、アメリカ合衆国やブラジルなど海外との業務提携や現地法人設立を積極的に行い、事業領域を拡大。1980年代には、米国レッドウィング社との販売契約締結や、電気計測器、遠隔監視装置等の製造を担うミドリ電子株式会社を設立するなど、多角的な展開を進めました。

1990年代には、中国、香港、スイスに拠点を設立し、海外展開を加速させ、2000年代に入ると、ISO14001認証取得や安全衛生用品通販サイト「ミドリ安全.com」の開設、さらにはフルフェイスシールド面内蔵保護帽の発売など、新たな取り組みを行いました。

2010年代以降は、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジアなどに現地法人を設立し、グローバル展開をさらに強化。また、医療向けユニフォームや加硫促進剤を使用しない手袋などの新製品開発も進め、幅広いニーズに対応しています。

2022年には創業70周年を迎え、記念に仕事猫とのコラボレーションを実施。2023年には神奈川県横浜市に第二本社ビルを完成させました。

主な取扱商品

ミドリ安全が取り扱う商品は多岐にわたります。主な製品は以下の通りです。

安全靴・作業靴: 環境配慮型安全靴「エコスペック」、ウレタン2層底快適安全靴「G3シリーズ」、新ラバー2層底安全靴「ラバーテック」、静電気対策シューズ「エレパス」、滑りに強い靴「ハイグリップ」など。
安全衛生保護具: 保護帽「侍ヘルメット」、マスク、保護メガネ、作業手袋、安全帯、呼吸用保護具、保護衣など。
電気計測器: 絶縁監視装置、クランプ・リークメーターなど。
医療用具: O2パック、浮遊菌サンプラー、AEDなど。
環境改善機器: 空気清浄機、分煙機「パルクリーン」、殺菌機能付き空気清浄機「ステラエアー」など。
作業服・事務服: 動きやすさを追求した作業ユニフォーム「VERDEXCEL」、医療向けスクラブ「VERDEXCEL SCRUB」、腰への負担を軽減する「楽腰パンツ」など。
静電気対策機器: クリーンルーム対策機器、イオナイザーなど。
防災用品: エマージェンシーキット、転倒防止器具「リンクストッパー」、非常食「ミドリのサバイバルパン」など。
熱中症対策用品: 電解質（塩分）補給サポートキャンディ「塩熱飴」、サプリメント「塩熱サプリ」など。
その他: 新型インフルエンザ対策用品、PM2.5対策用品、火山灰対策用品、アスベスト対策用品、食品産業向け用品、花粉対策用品、ナノマテリアル関連作業用品、屋根上作業用墜落防止システム、雪おろし対策用品、口蹄疫対策用品、腰部保護ベルト、ハチ刺され対策用品など、幅広い分野の製品を取り扱っています。

企業理念

ミドリ安全の企業理念は「安全・健康・快適職場への奉仕」と「次の安全へ次の安心へ」です。この理念に基づき、働く人々の安全と健康をサポートし、快適な職場環境の実現に貢献しています。

メディア掲載

ミドリ安全は、テレビ番組「日経スペシャルカンブリア宮殿」で特集されたほか、提供番組として「ビートたけしのTVタックル」、「スーパーJチャンネル」、「報道ステーションSUNDAY」、「ここがポイント!!池上彰解説塾」、「池上彰のニュースそうだったのか!!」などがあります。

ミドリ安全は、安全衛生保護具業界のリーディングカンパニーとして、今後も技術革新とグローバル展開を通じて、働く人々の安全と健康を支え続けていくでしょう。

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