レーヌミノル

レーヌミノル

レーヌミノル（欧字名: Reine Minoru）は、2014年4月24日に生まれた日本の競走馬であり、繁殖牝馬にもなった逸材です。その主な成績には、2017年に制した桜花賞と、2016年の小倉2歳ステークスでの勝利があります。

現役時代

2歳（2016年）

レーヌミノルは2016年8月7日、小倉競馬場でデビューを果たしました。騎乗した浜中俊騎手の下、彼女は単勝オッズ1.8倍の1番人気として注目を集め、レースでは3番手の位置につけて2着馬に1馬身3/4差をつける形で初勝利を達成しました。この後、重賞に挑むことになり、2戦目の小倉2歳ステークスではまたもや1番人気に支持され、先頭に立ってからは後続を大きく引き離し、見事に重賞を初制覇しました。

しかし、3戦目となる京王杯2歳ステークスでは、強豪のモンドキャンノに敗れ、2着に終わりました。その後、阪神ジュベナイルフィリーズに出走し、重賞を勝ち取ってきたソウルスターリングや他の名馬との対戦に挑みましたが、3着という結果に終わりました。

3歳（2017年）

年明けの初戦、クイーンカップでは3番人気として出走し、レースでは先頭を奪って逃げる形を見せましたが、残り100mで力尽き、4着に敗れました。その後のフィリーズレビューでは、圧倒的な支持を受けての出走でしたが、進路の確保に失敗し2着に終わるも、桜花賞の優先出走権を得ることができました。このレースでは浜中騎手が8日間の騎乗停止処分を受けるアクシデントがありましたが、桜花賞では新たに池添謙一騎手が騎乗しました。

桜花賞では、ソウルスターリングに次ぐ8番人気でスタートを切りました。最終直線ではその期待に応え、前に出てきた馬を差し切り、見事にGI初制覇を成し遂げました。

その後、彼女はオークスに出走し、距離についての不安が囁かれる中で4番人気として挑みましたが、勝ち馬のソウルスターリングから2.1秒差の13着に敗れ、二冠達成はならず。秋の初戦となるローズステークス、さらには秋華賞でも不振を極め、結果的に思うような成績を残すことができませんでした。

4歳（2018年） - 5歳（2019年）

4歳以降のレースは再び惨敗が続き、2019年2月の京都牝馬ステークスで11着を最後に、現役を引退する決断が下されました。

引退後

引退後、レーヌミノルは生まれ故郷のフジワラファームで繁殖牝馬として新たな生活をスタートさせました。2020年3月20日には初仔となる牝馬を産み、父はリオンディーズです。これからの繁殖生活でも、その血統を引き継いでいくことが期待されています。レーヌミノルの競走成績や活躍は多くの競馬ファンの記憶に残ることでしょう。彼女の今後の子孫たちにも期待が寄せられています。

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