ロマンスカーミュージアム

ロマンスカーミュージアムは、神奈川県海老名市の海老名駅隣接に位置する小田急電鉄の鉄道博物館です。2021年に開館したこの施設は、歴代の特急ロマンスカーや、小田急小田原線の沿線をリアルに再現したジオラマなど、多彩な展示を通じて小田急の歴史や魅力を紹介しています。また、自分で運転を体験できるシミュレーターも用意されており、子どもから大人まで楽しむことができます。

概要

ロマンスカーミュージアムは、2018年に建設が決定され、2019年には安全祈願祭が行われました。その後、2020年にはロゴマークが決定、2021年4月19日に正式に開館しました。このミュージアムは、向ヶ丘遊園とともに閉鎖された小田急鉄道資料館以来、19年ぶりに設置された常設展示施設となります。

施設は「子どもも大人も楽しめる鉄道ミュージアム」というコンセプトのもと、小田急電鉄の歴史を伝える役割と共に、新しい街のシンボルとしても地域に根付いています。開館当初はUDS株式会社が運営を担当していましたが、2023年7月からは小田急エージェンシーに運営が移行しました。

館内施設

1階

- ヒストリーシアター: 小田急電鉄の歴史をまとめたショートムービーが上映され、来館者は鉄道の歴史を手軽に学ぶことができます。
- 展示車両: モハ1形をはじめ、歴代のロマンスカーが展示されており、特に検車庫を模した空間で5種類のロマンスカーが常設されています。特に3010形や7000形の車両内部の見学が可能です。
- ロマンスカーアカデミア: 企業年表や複々線化事業の模型が展示され、より深い知識を得ることができます。

2階

- ジオラマパーク: 小田急沿線をモデルにした大規模な鉄道ジオラマが展開されます。プロジェクションマッピングやオリジナルソングが加わったジオラマショーも行われ、訪れる人々を楽しませています。
- キッズロマンスカーパーク: 子ども向けの遊び場で、ロマンスカーをテーマにしたさまざまな遊具が揃っています。乳幼児向けのリラックススペースや製作室も設置されるなど、家族連れにやさしい環境が整っています。
- ロマンスカーシミュレーター: 7000形の廃運転台を使用した運転シミュレーターがあり、訪問者は自ら運転を体験することが可能です。

物販施設及び飲食

- ミュージアムショップ「TRAINS」: 限定グッズや小田急電鉄関連の商品が取り揃えられています。
- カフェ「ビナキッチン」: 昭和の雰囲気をテーマにしたカフェで、来館者以外でも利用可能です。

アクセスと入館情報

ロマンスカーミュージアムには、小田急線や相模[[鉄道]]本線、JR相模線の海老名駅から徒歩すぐでアクセスが可能です。入館料金は大人900円、子供400円、幼児は100円ですが、体験型コンテンツには別料金がかかることがあります。開館時間は10時から17時で、火曜日は休館日となっています。

このように、ロマンスカーミュージアムは、鉄道の歴史を楽しみながら学べる貴重な場所です。家族や友人と共に訪れる価値のあるスポットです。

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