三条京阪駅

三条京阪駅：京都の中心地を結ぶ地下鉄の要衝

京都市東山区大橋町に位置する三条京阪駅は、京都市営地下鉄東西線（駅番号：T11）の駅です。かつては京阪京津線の三条駅（または京津三条駅）として利用されていましたが、地下鉄東西線の開通に伴い、現在の駅名となりました。地上を走る京阪本線・鴨東線の三条駅とは地下コンコースで直結しており、スムーズな乗換が可能です。ただし、京阪線から京津線（大津線）方面への乗換には、一度三条京阪駅で下車し、改めて乗車券を購入する必要があります（定期券利用の場合は直通乗換が可能です）。

歴史と変遷

三条京阪駅の駅施設は、第三セクターである京都高速鉄道株式会社によって建設されました。京阪京津線の御陵駅から京津三条駅間が地下鉄東西線に置き換えられ廃止されたことに伴い、当初は京津三条駅の後継として、当駅への乗り入れが計画されていました。しかし、駅周辺のスペース制約により、開業当初は一駅先の京都市役所前駅までしか乗り入れず、2008年の東西線延伸で一部列車が太秦天神川駅まで運行範囲が拡大しました。

開業から現在まで

1997年10月12日: 地下鉄東西線醍醐駅～二条駅間が開通、三条京阪駅が開業しました。
2007年4月1日: ICカード「PiTaPa」の利用が可能になりました。
* 2022年11月1日: 改札口が無人化されました。

駅構造と特徴

三条京阪駅は地下4層構造で、島式ホーム1面2線からなります。東西線の他の駅と同様に、ホームドアが設置され、安全性が確保されています。各駅に設定されているステーションカラーは、三条京阪駅では牡丹色となっています。

利用状況と周辺環境

2022年度の1日平均乗降人員は22,600人を数え、周辺地域における重要な交通拠点としての役割を果たしています。駅周辺は、地下鉄開業以前から「三条京阪」と呼ばれており、これは京阪三条駅前の地域名称が変化したものです。京阪の駅名は「三条駅」となっており、駅名に「京阪」は含まれていません。バス路線も充実しており、市内各地へのアクセスも容易です。

隣の駅

まとめ

三条京阪駅は、歴史と近代的な設備が調和した、京都の中心地を結ぶ重要な交通拠点です。京阪線との接続性も高く、多くの利用客にとって利便性の高い駅となっています。今後の更なる発展と、利用者の利便性向上に向けた取り組みが期待されます。

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