三河塩津駅

三河塩津駅について

三河塩津駅（みかわしおつえき）は、愛知県蒲郡市竹谷町油井に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）の東海道本線に属する駅です。駅番号はCA48。JR化に伴い、蒲郡競艇場の利用者を考慮して新設されたこの駅は、地域の交通ネットワークに重要な役割を果たしています。

駅の概要

当駅は、蒲郡駅と名鉄蒲郡線の間に位置し、便利なアクセスを提供しています。開業以前は、豊橋方面から蒲郡競艇場に直通するルートがなかったため、蒲郡駅で名鉄蒲郡線への乗り換えが必要でした。しかし、三河塩津駅の開業によって、乗り換えなしで直接競艇場にアクセスできるようになり、利用者にとって非常に利便性が向上しました。そのため、名鉄蒲郡競艇場前駅の利用客は減少しています。なお、名鉄蒲郡線には過去に「塩津駅」が存在し、1968年まで運営されていました。

また、当駅では日中に普通列車と区間快速が停車し、各方向にて毎時2本の列車が運行されています。加えて、競艇場で大規模なレースが行われる際には、時折新快速や快速が臨時に停車することもあります。2008年には、駅の東側に横断歩道橋が設置され、これに伴い油井踏切が廃止され、周辺の踏切も無くなりました。

歴史

三河塩津駅の設置は1987年に始まる請願が行われた結果、1988年11月16日に正式に新設開業されました。このプロジェクトの建設費は約1億5000万円で、その内訳は蒲郡市が1億3000万円、JR東海が2000万円を負担しました。また、2006年には自動改札システムTOICAが導入されました。さらに、2017年には駅の業務が無人化され、JR全線きっぷうりばの営業が終了しました。

駅構造

三河塩津駅は、2面2線の相対式ホームを有する地上駅で、橋上駅舎が設置されています。外部との接続や、駅舎からホームへのアクセスは階段のみで、エレベーターやエスカレーターはありません。名鉄蒲郡競艇場前駅への階段は橋上駅舎から接続されていますが、こちらの改札は別となっています。具体的には、駅舎内にはICカード利用に対応した自動券売機が1台と、無人の自動改札機が設置されています。

利用状況

地域の統計によると、三河塩津駅は蒲郡競艇場への最寄駅ではありますが、競艇場までは隣の蒲郡駅からの無料送迎バスが運行されているため、開催日でも乗車人員がそれほど多くはありません。

駅周辺の施設

北口周辺

• - 愛知県道383号蒲郡碧南線
• - 蒲郡市立塩津小学校
• - しおつ児童館
• - 竹谷公民館
• - 塩津郵便局
• - 白山神社
• - 浄夢院
• - 愛知工科大学

南口周辺

• - 国道23号
• - 蒲郡競艇場

隣接駅

• - 東海道本線

- 蒲郡駅 (CA47) - 三河塩津駅 (CA48) - 三ケ根駅 (CA49)

三河塩津駅は競艇場へのアクセスを改良し、地域住民に便利な交通手段を提供し続けています。

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