三角八朗

三角八朗（みすみ はちろう）

三角八朗（本名：芝橋直保）は、1935年12月3日生まれ、2016年8月29日に亡くなった日本の俳優です。愛知県名古屋市出身の彼は、法政大学文学部を中退した後、大映に入社し、俳優としてのキャリアをスタートさせました。

初期のキャリアと俳名の変更

大映に入社した当初、三角八朗は本名で活動していましたが、1958年頃に丸井太郎とコンビを組んだ際に、永田秀雅の提案により三角八郎という芸名に改名されました。この名前は、彼の俳優としての道を切り開くきっかけとなりました。

彼は多くの刑事ドラマや時代劇で活躍し、幅広い役を演じました。刑事物では犯人役や刑事役、また元悪人など多様なキャラクターを演じており、時代劇では三枚目役や悪徳商人役としての存在感も発揮しました。特に、彼が演じた悪役は視聴者に強い印象を与えました。

年代と作品

彼の活動は1960年代から2000年代まで続き、多数のテレビドラマでの活躍が見られます。代表作には、NHKの『水曜ドラマ』や『勝海舟』のほか、NTVの『若さま侍捕物帖』や『太陽にほえろ!』、TBSの『大岡越前』や『水戸黄門』などがあり、数々の名作に出演しています。

特に『水戸黄門』では、多くのエピソードに出演し、頼りになる脇役としての重要な役割を果たしました。彼の演技は、観る人々に安心感や信頼を抱かせるものであり、ドラマの中での存在感は非常に大きかったと言えます。

映画界での活躍

映画界にも進出し、1958年から1999年にかけて、数多くの映画に出演しました。彼の出演作には『恋と花火と消火弾』や『非情学園 ワル』などがあります。特に、彼の演技は時代物やコメディにとどまらず、幅広いジャンルでの活動を行っていました。

引退と晩年

三角八朗は長いキャリアの中で、多くのファンに愛され続け、2016年に虚血性心不全により亡くなりました。享年80歳でした。彼の死は、多くの人々にとって大きなショックであり、彼がスクリーンで魅せてくれた演技やキャラクターは、今もなお多くの人々の記憶に残り続けています。

まとめ

三角八朗は、数多くのドラマや映画に出演し、それぞれの中で確固たる地位を築いた俳優でした。彼の多才な演技力と存在感は、今後も多くの世代に語り継がれていくことでしょう。彼の出演作品を通じて、多くの人々がその魅力に触れ、感動を受け続けることと思います。

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