上田洸太朗

上田洸太朗選手のプロフィール

上田洸太朗（うえだ こうたろう、2002年9月6日生まれ）は、富山県出身のプロ野球選手で、現在は中日ドラゴンズに所属する投手です。彼は左投左打で、これからの活躍が期待される若手選手です。

経歴

プロ入り前

上田は福岡町にて野球を始め、地元の小学校3年生の時に福岡ヤングホークスに入団しました。その後、高岡市立福岡中学校に進学し、高岡ボーイズに所属。2017年には世界少年野球大会に日本代表として出場し、見事に優勝を果たしました。

夢に目指すプロ野球選手への道のりを進むため、上田は愛知県の享栄高等学校へ進学。1年生の夏からチームに貢献し、2年生の秋からはエースとして活躍を見せました。3年生の春には強豪・大阪桐蔭高校との練習試合で4安打完封という素晴らしい成績を残し、注目を集めました。高校最後の夏には大会初戦で素晴らしいピッチングを見せましたが、その後の試合で敗退。プロ志望高校生合同練習会では印象的な投球を披露し、2020年のドラフトで中日ドラゴンズから育成2位指名を受けました。

中日時代

プロ入り後、上田は2022年5月7日に支配下登録され、背番号67を付けて一軍デビューを果たしました。初登板は東京ヤクルトスワローズ戦で、5回3失点という内容でした。その後は打線の援護に恵まれず、何度か苦しい試合を経験したものの、9月には初勝利を記録するなど着実に成績を残していきました。しかし同月29日にはチームの規律違反により謹慎を受けましたが、10月に復帰し練習に参加。

2023年は二軍スタートとなりましたが、5月には一軍に昇格し、シーズンを通して13試合に中継ぎとして登板。防御率は4.50でしたが、その後ドミニカ共和国のウィンターリーグにも参加し無失点の成績を残しました。11月にはアジア・ウィンター・ベースボールリーグに参加するため台湾に渡りました。

選手の特徴

上田洸太朗選手の武器は、最速で143km/hを誇るストレートとスライダーです。他にもカットボールやカーブ、チェンジアップを操ります。特にストレートは球速以上に打者に迫力を感じさせるため、対戦する打者にとってはタイミングが取りにくいと評判です。元プロ野球選手の五十嵐亮太氏は「緩急の使い方が巧みで、腕の振りが非常にしなやか」と上田を評しています。

パーソナル

上田はプロ野球選手としての目標を大野雄大選手に設定しており、菊池雄星選手に対しても強い尊敬の念を抱いています。また、高校時代の台湾遠征では、その後2020年ドラフトで指名を受けた髙橋宏斗選手や中山礼都選手と共に貴重な経験を重ねました。

総括

上田洸太朗選手は若手ながらプロとしての実績を着実に積み重ね、自身のプレースタイルを磨き続けています。今後の成長が非常に楽しみな選手です。

もう一度検索