下田海中水族館

下田海中水族館：イルカと触れ合い、深海の神秘に触れる

静岡県下田市に位置する下田海中水族館は、美しい入り江を利用したユニークな水族館です。海上を浮かぶ円形の水族館は、イルカショーやアシカショー、そして大水槽での迫力満点の給餌ショーなど、多様なプログラムを提供しています。イルカと直接触れ合える「ふれあいの海」では、エサやり体験や、一緒に泳ぐといった貴重な体験も可能です。

海上を浮かぶ、多様な海洋生物との出会い

総面積7,856平方メートル、建物面積1,729平方メートルの広大な敷地内には、多様な海洋生物が展示されています。中でも、イルカ、アシカ、ペンギンといった人気動物たちの姿は、来場者の心を掴みます。さらに、深海生物の展示にも力を入れており、普段目にすることのできない神秘的な生き物たちとの出会いが待っています。館内には、総排水量1,300トンの船舶であるアクアドームペリー号も存在し、水族館の規模の大きさを物語っています。

イルカと特別な時間を：「ふれあいの海」

「ふれあいの海」は、下田海中水族館を象徴する人気エリアです。天然の入り江を利用したこの施設では、イルカとの様々なふれあい体験を楽しむことができます。ドルフィンフィーディングでは、イルカに直接エサをあげたり、握手やジャンプの合図を出したりと、特別な交流を深めることができます。また、波打ち際でのふれあい体験や、ウェットスーツを着用してイルカと一緒に泳ぐプログラムなど、多様なアクティビティが用意されています。

長期飼育記録を樹立したイルカたち

下田海中水族館では、長年にわたって多くの海洋動物を飼育し、その中には、国内最長飼育記録を樹立したハンドウイルカ「ナナ」もいました。「ナナ」は1974年から飼育され、1万5666日という記録を達成したのち、2017年に亡くなりました。その功績を称え、下田市から特別市民賞と特別住民票が贈られました。また、36年間飼育されたオキゴンドウ「ジャンボ」も、世界最長飼育記録として知られています。これらの記録は、下田海中水族館の動物飼育に対する高い技術力と情熱を示しています。

ロケ地としても有名

下田海中水族館は、その美しい景観から、数々のテレビ番組や映画のロケ地としても利用されてきました。1968年の『ウルトラセブン』や1996年の『ウルトラマンティガ』といった特撮作品をはじめ、2012年のアニメ『夏色キセキ』など、様々な作品に登場しています。

アクセス

伊豆急下田駅から、南伊豆東海バスを利用するか、徒歩でアクセスできます。バスを利用する場合は、「下田海中水族館行き」の終点下車、徒歩の場合は、約20分かかります。車でのアクセスも可能です。

まとめ

下田海中水族館は、イルカとのふれあい、深海生物の観察、そして美しい景観と、多くの魅力を兼ね備えた水族館です。家族連れから大人まで、幅広い層が楽しめる施設となっています。伊豆への旅行の際には、ぜひ訪れてみてください。

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