九井諒子

九井 諒子（くい りょうこ）について

九井諒子は、日本の漫画家であり、独特の世界観とストーリーテリングで多くの読者に愛されています。彼女は、同人作家としての活動から商業誌への進出を果たし、その才能を次第に認められるようになりました。

来歴

彼女は最初に同人誌即売会やpixiv、自身のウェブサイトを通じて作品を発表することでそのキャリアをスタートさせました。2011年には商業誌での作品発表を始め、これが彼女の漫画家としてのキャリアの節目となります。2013年には『ひきだしにテラリウム』をリリースし、 第17回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門優秀賞を受賞。これにより、彼女の名声は一層高まりました。

さらに2014年、九井は自身初の長編連載となる『ダンジョン飯』を漫画誌『ハルタ』でスタートさせます。この作品は独自の視点で展開される異世界の料理を描いており、読者の心をつかみました。『ダンジョン飯』により、彼女は「2015年度 コミックナタリー大賞」や「2016年度このマンガがすごい！」、「THE BEST MANGA このマンガを読め！2016」、「全国書店員が選んだおすすめコミック 2016」など、数々の受賞を果たし、その人気と評価は揺るぎないものとなりました。

代表作

連載作品

• - ダンジョン飯（2014年 - 2023年）：この作品はエンターブレインからKADOKAWAに渡り、全14巻が刊行されました。

短編集

• - 竜の学校は山の上 九井諒子作品集（イースト・プレス、2011年3月30日発行、ISBN 978-4-78-160545-6）
• - 九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子（エンターブレイン、ビームコミックス、2012年10月15日発行、ISBN 978-4-04-728408-1）
• - ひきだしにテラリウム（イースト・プレス、2013年3月27日発行、ISBN 978-4-78-160948-5）
• - 九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー（KADOKAWA、ハルタコミックス、2024年1月15日発行、ISBN 978-4-04-737646-5）：この本はブログに掲載されたイラストや『ダンジョン飯』連載中のスケッチを収集したものです。

その他の作品

九井はまた、『デイドリーム・アワー』シリーズを雑誌『ハルタ』の付録としても発表しています。

• - デイドリーム・アワー2（『ハルタ』volume41付録）
• - デイドリーム・アワー3（『ハルタ』volume74付録）
• - デイドリーム・アワー4（『ハルタ』volume81付録）
• - デイドリーム・アワー5（『ハルタ』volume96付録）

イベント

彼女の作品をより深く理解するための合同原画展も開催され、特に「竜のかわいい七つの子」や「竜の学校は山の上」が展示されました。この原画展は2012年10月1日から11月17日まで行われ、多くのファンが訪れました。

九井諒子は、その独自のスタイルとストーリーテリング能力で、漫画界において確固たる地位を築いています。彼女の作品は、読む人を別世界へと引き込み、多くの人々に感動を与え続けています。

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