二俣新町駅

二俣新町駅の概要

二俣新町駅（ふたまたしんまちえき）は、千葉県市川市の二俣新町に位置する東日本旅客鉄道（JR東日本）の京葉線の駅です。この駅には「JE 10」という駅番号が付けられています。駅舎自体は市川市にあるものの、東へ約50メートル進むと二俣川があり、そこで船橋市との境界が形成されております。また、主要な近隣駅として西船橋駅までは徒歩で約30～35分、原木中山駅へも約35分の距離にあります。

朝夕の通勤ラッシュ時には、武蔵野線との接続の影響で、一部の列車が時間調整のために長時間停車することがあるため、利用者はこの点に留意する必要があります。

歴史

二俣新町駅は1988年の12月1日に開業されました。その後、2001年の11月18日より、ICカード「Suica」の利用が可能となり、交通の便が向上しました。2007年4月1日には業務が委託化され、今では新浦安営業統括センター（新浦安駅）による管理のもとで運営されています。

駅の構造

この駅は高架駅で、島式ホームが1面2線備わっています。駅舎は高架の下に設置されており、国道357号側には自動券売機や自動改札機、さらに自動精算機も並んでいます。JR東日本ステーションサービスが管理を受託しています。本線の発着が可能であり、西船橋方面の高谷支線や二俣支線への分岐点も近くに存在しますが、ホームは設けられていません。

利用状況

2024年度の1日平均乗車人員は約5,052人で、京葉線の中では最も少ない数値となっています。この駅は、主に周辺の工場や倉庫で働くスタッフに利用されているため、通勤時間帯以外の駅周辺は非常にひっそりとしています。

開業以来の乗車人員の推移を見てみると、利用者数は動向により変化しています。開業時からの変化は注目されるところです。

駅周辺の環境

二俣新町駅周囲には、かつて存在した東京エアカーゴシティターミナルの名残で、東京税関東京航空貨物出張所が残っています。現在も航空貨物業者の倉庫や物流センターが多くあり、特に防衛省二俣宿舎跡地には、2019年に完成した東京湾岸地域の大規模物流施設「ESR市川ディストリビューションセンター」が存在しています。この地域では、2016年頃に全住民の退去が終わり、現在に至っています。

バス路線

駅周辺には、京成バスの路線が充実しており、二俣新道を経由して、船61、62、63系統が運行されています。京成船橋駅や船橋海浜公園、丸善へのアクセスが可能です。また、駅前には桜交通による高速バス乗り場も整備されており、郡山駅や金沢駅、名古屋南など多方面への便利なアクセスが提供されています。

隣接駅の情報

ちなみに、京葉線では隣接する駅として市川塩浜駅（JE 09）や南船橋駅（JE 11）があり、当駅から西船橋駅に直通で行く列車は用意されていないため、隣駅での乗り換えが必要です。特に、各駅停車の列車が止まるため、周囲の面での理解と利便性を考えて利用することが重要です。

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