井道千尋

井道千尋について

井道千尋（いどう ちひろ）は1988年5月21日生まれの日本の女流将棋棋士で、女流棋士番号は34です。彼女は石川県珠洲市の出身で、地元の石川県立珠洲実業高等学校を卒業後に、将棋の世界に飛び込みました。彼女は木村義徳九段のもとで修行し、将棋を極める道を歩み始めました。

棋歴

井道は6歳のときに父から将棋を教わり、将棋への愛を育んでいきました。中学1年生から女流棋士を目指し始め、珠洲市立宝立中学校在籍中に中学生選抜将棋選手権全国大会に出場します。2003年4月には女流育成会に入会し、2005年4月には女流2級としてプロ入りを果たします。

最初は石川県在住で関西を拠点としていましたが、2007年4月に東京に移住しました。彼女のキャリアの中で2008年12月3日には女流初段に昇段し、2013年度には第7期マイナビ女子オープンでベスト4に進出するなど、着実に実力をつけていきました。

さらに、2017年6月28日には女流二段に昇段しますが、2020年には出産と育児のために公式戦を一時休場することとなり、2024年にも再度休場する予定があります。

人物

井道のキャッチコピーは「能登の陽だまり」で、ブログでも募集され、彼女の性格や魅力を表現しています。また、ニックネームとして「チヒロール」も親しまれています。デビュー以降、彼女は里見香奈や室田伊緒と共に「キラリっ娘」としてユニット活動を行い、将棋イベントに出演したり、共同でブログを執筆した経歴があります。このユニットは彼女の関東移籍後も続き、2010年5月まで活動していました。

また、将棋連盟の子供スクールで講師を務め、2016年度からはNHK杯テレビ将棋トーナメントで譜読み上げ役を担当しています。関東の若手棋士チーム「東竜門」ではマスコットキャラクター「りゅうもんくん」を生み出したのも彼女です。プライベートでは、2017年5月21日に一般人男性と結婚しました。

棋風

井道千尋の棋風は攻めを重視しており、これにより観客を魅了しています。アマチュア時代には、石川県在住のアマチュア強豪である鈴木英春から指導を受け、彼が提唱した「かまいたち戦法」を得意としていました。

昇段履歴

• - 2003年4月1日: 女流育成会入会
• - 2005年4月1日: 女流2級にプロ入り
• - 2006年4月1日: 女流1級に昇進
• - 2008年12月3日: 女流初段に昇進
• - 2017年6月28日: 女流二段に昇進

井道千尋の将棋に対する情熱と努力は、彼女を日本の女流棋士の中で特別な存在にしています。これからの活躍が非常に楽しみです。

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