人間環境大学

人間環境大学について

概要

愛知県岡崎市に本部を置く人間環境大学（ひらがな：にんげんかんきょうだいがく、英語名：University of Human Environments）は1992年に岡崎学園国際短期大学の改組により設立されました。当大学は、2000年に創立され、国内初の人間環境学部を有する単科大学としての役割を担っています。略称は「人環大」または「UHE」とされ、学生たちに親しまれています。

大学の歴史

人間環境大学の前身は、1906年に設立された岡崎裁縫女学校であり、長い歴史を持つ教育機関です。その後、1942年に岡崎高等家政女学校に改称され、さらに1948年には岡崎家政高等学校へと変わりました。そして1992年、岡崎学園国際短期大学が設立され、この流れを受けて2000年に人間環境大学が誕生しました。運営母体は当初岡崎学園でしたが、2014年に愛媛県に本拠地を置く河原学園への変更がありました。

キャンパス

人間環境大学は、愛知県岡崎市の岡崎キャンパスを中心に、愛知県大府市に大府キャンパス、愛媛県松山市に松山キャンパス及び松山道後キャンパスを有しています。各キャンパスでは異なる学部・学科が設置されています。岡崎キャンパスには心理学部と環境科学部が、そして大府キャンパスには看護学部が、松山キャンパスには松山看護学部が設置されています。また、2022年には松山道後キャンパスに総合心理学部と新たに総合環境学部が設置されました。

学部と学科

人間環境大学は様々な学部を有し、心理学部には心理学科と犯罪心理学科、環境科学部にはフィールド生態学科と環境データサイエンス学科が設置されています。大府キャンパスの看護学部には看護学科があり、松山キャンパスの松山看護学部にも同様に看護学科が存在します。松山道後キャンパスには総合心理学部の総合心理学科と総合犯罪心理学科が設置されている他、令和7年度に設置予定の総合環境学部にもフィールド自然学科と環境情報学科があります。

協定と連携

人間環境大学は、さまざまな他大学や地方自治体と連携し、単位互換制度や包括連携協定を結んでいます。特に、岡崎市や大府市との包括的な協定は、地域社会との強い結びつきを示しています。また、学生たちの成長を助けるための社会福祉法人との提携も行われています。

交通アクセス

各キャンパスは交通の便も良く、岡崎キャンパスは名鉄名古屋本線本宿駅から徒歩約8分、大府キャンパスはJR東海道本線大府駅から徒歩約3分、松山キャンパスは松山市駅から徒歩約1分、松山道後キャンパスは赤十字病院前停留場から徒歩約6分の距離にあります。

未来への展望

今後も人間環境大学は新しい学部や学科の設置を進め、教育の質をさらに向上させていくことが期待されています。2024年度には総合犯罪心理学科が新たに設置され、2025年度には松山道後キャンパスに総合環境学部が開設予定です。これにより、大学は多様な分野へのアプローチを強化し、時代のニーズに応える人材を育成することに注力していく方針です。

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