仙台うみの杜水族館

仙台うみの杜水族館の魅力

仙台うみの杜水族館は、2015年に宮城県仙台市宮城野区の高砂中央公園内に開館した民間の水族館です。この水族館は、以前に存在したマリンピア松島水族館の後を受け継ぐ形で設立されました。横浜八景島と地元企業が協力して運営されており、仙台港から約1キロの距離に位置しています。

立地とアクセス

仙台うみの杜水族館は仙台東部道路仙台港ICに近接し、周囲には三井アウトレットパークなどの商業施設が展開。この恵まれた立地により、多くの観光客が訪れやすくなっています。公共交通機関を利用する場合、JR仙石線の中野栄駅から徒歩約17分の距離にあり、シャトルバスも運行されています。自動車では800台の駐車スペースが完備されています。

水族館の概要

この水族館の建設には約65億円が投じられ、延床面積は9,989平方メートルの2階建てです。内部には約100基の水槽が設置されており、開館時には約300種類、50,000匹に及ぶ生物が展示されています。特に、東北地方最大規模のイルカとアシカのショープールがあり、多彩なパフォーマンスが繰り広げられています。

特徴的な展示

仙台うみの杜水族館では、特に三陸沖の海を再現した大水槽が注目されています。この水槽は幅13メートル、高さ6.5メートル、水深7.5メートルで、約25,000匹の生物が生息しています。屋根のない形状により、まるで自然の海の中にいるかのような体験を提供しています。また、飼育が難しいとされるヨシキリザメの飼育にも力を入れており、全国でも珍しい事例です。

ショールームでは、来場者が間近でイルカやアシカのパフォーマンスを観覧できるようになっており、アクリル板なしで臨場感を感じながら楽しむことができます。

飼育実績

特にヨシキリザメの飼育記録が注目されています。この水族館では、難易度の高いヨシキリザメにチャレンジしており、2019年には873日の飼育記録を達成しました。このような挑戦は、飼育技術の向上や生物保護の観点からも意義深いものです。

年間パスポートと料金

入館料金は大人2,400円、シニア（65歳以上）1,800円、中高生1,700円、小学生1,200円、幼児（4歳以上）700円です。団体の場合には割引が適用されます。さらに、年間パスポートの提供もあり、これを購入することで何度でも訪れることが可能です。

最新の取り組み

水族館は、エームサービスが運営するレストランやショップコーナーを併設しており、訪れた際には休憩できるスペースも充実しています。また、公式キャラクターとしてペンギンの「モーリー」が親しまれています。

仙台うみの杜水族館は、地域の環境意識を高める教育的な役割も持ちながら、多くの人々に愛される場所として成長を続けています。是非、訪れてその魅力を体感してみてください。

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