伊予白滝駅

伊予白滝駅：自然と歴史が息づく駅

伊予白滝駅は、愛媛県大洲市白滝に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）予讃線の駅です。駅番号はS14。「愛ある伊予灘線」の愛称で親しまれる区間に含まれています。

駅の概要

伊予白滝駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換が可能です。木造平屋の駅舎は、小柄ながらも綺麗にリニューアルされており、趣があります。無人駅のため、駅員は常駐していませんが、毎年11月23日に行われる「るり姫祭り」の際には、臨時に職員が派遣されます。駅舎横の駐車場には小さな池があり、金魚が泳いでいるのが訪れる人の心を和ませます。

歴史

伊予白滝駅の歴史は、1918年（大正7年）に愛媛鉄道の加屋駅として開業したことから始まります。当初は現在の位置とは異なり、伊予長浜寄りに300mほど離れた場所にありました。1928年（昭和3年）に現在の場所に移転。

1933年（昭和8年）に愛媛鉄道が国有化され、国鉄愛媛線となった際に、現在の伊予白滝駅に改称されました。1935年（昭和10年）には、下灘駅から伊予長浜駅までの路線が開通し、軌間が1067mmに改められました。これにより、高松駅から伊予大洲駅までが予讃本線として繋がりました。

1986年（昭和61年）に 向井原 - 内子間の新線が開通したことにより、優等列車が通過することは無くなりました。1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化により、四国旅客鉄道の駅となり、現在に至ります。

駅周辺

駅周辺には肱川が流れ、田淵川や滝川が注ぎ込んでいます。特に滝川には、駅名の由来となった白滝と呼ばれる美しい滝があります。駅から徒歩数分の場所には白滝大橋が架かり、対岸を結んでいます。駅周辺は肱川によって作られた平地で、人家が多く、駅前には商店街が広がっています。

周辺施設

大洲警察署白滝駐在所
大洲市立白滝小学校
大洲市立柴小学校
大洲市立戒川小学校
白滝郵便局
白滝公園

アクセス

伊予鉄南予バスが運行しており、大洲病院前／八幡浜港方面、長浜駅前方面へアクセスできます。

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）
■予讃線（愛ある伊予灘線）
* 伊予出石駅 (S13) - 伊予白滝駅 (S14) - 八多喜駅 (S15)

まとめ

伊予白滝駅は、美しい自然に囲まれた、歴史ある駅です。「るり姫祭り」や紅葉の時期には多くの観光客が訪れます。ひっそりとした駅の佇まいと、周辺の自然や歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

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