伊倉一恵

伊倉 一恵（いくら かずえ）

基本情報

• - 生年月日: 1959年3月23日
• - 出身地: 長野県上田市
• - 所属: 青二プロダクション

来歴

伊倉一恵は長野県で生まれ、小学校から中学校時代には合唱団で活動していました。音楽の教師の熱心な指導のおかげで、音符を読む力を身につけました。子供の頃から声優という職業について知っていましたが、具体的な目標は持っておらず、むしろ大学進学を目的とした受験勉強に励んでいました。しかし、母親の勧めで上京し、俳協付属養成所で声優としてのキャリアをスタートさせました。

初めの仕事はニッポン放送のラジオ番組『ウルトラアニメ』で、1979年には『まんが猿飛佐助』で声優デビューを果たします。デビュー後は、舞台活動を行いながら声優業にも従事しました。

デビュー後の活動

1980年からは手塚敏夫主宰の劇団「-劇舎(SHIBAIYA)-燐」に所属し、徐々に舞台中心の活動を続けていきました。1981年の『まんが 水戸黄門』では初のレギュラー作品に出演し、1985年には声優業に本格的に取り組み始めます。その後、1987年の『シティーハンター』で槇村香役を演じ、この役で大きな注目を集めます。

また、1988年に『魔神英雄伝ワタル』で虎王役を担当し、田中真弓と共演することとなるなど、多くの人気アニメに関わっていきます。これまでに声優界での存在感を高め、アニメだけでなく舞台や音楽にも活動の幅を広げました。

音楽活動

声優仲間と共にコーラスグループ「GALLOP」を結成しており、1990年からはテレビアニメ『ロビンフッドの大冒険』で初主演を果たしました。さらに、一部の楽曲ではコーラスの編成やアカペラの編曲なども担当しており、音楽ジャンルでも実力を発揮しています。特に、音楽性の高い『サクラ大戦シリーズ』ではレニ・ミルヒシュトラーセ役として参加しました。

現在の活動と人物像

2011年には「GALLOP」の復活ライブも行い、その後も定期的な活動を続けています。また、演劇ユニット「コーネンキーズ」を結成し、演劇活動も行っています。大阪芸術大学では放送学科の客員教授を務め、多様な活動を通じて後進の育成にも尽力しています。

趣味としてはスキューバダイビング、テニス、水泳など幅広いジャンルを楽しんでおり、音域はメゾソプラノ。彼女は、その活動を通じて多くのファンに愛され、声優界の重要な存在となっています。

おわりに

伊倉一恵は、多彩な才能を持ち、声優だけでなく舞台や音楽でも活躍するアーティストであり、これからもその活動が期待されます。彼女の成長と進化は、ファンにとって楽しみの一つであり、今後の活躍から目が離せません。

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