伊賀北部農業協同組合

JAいがほくぶ（伊賀北部農業協同組合）

JAいがほくぶは、かつて三重県伊賀市に拠点を置いていた農業協同組合です。1988年（昭和63年）4月1日に設立され、地域の農業を支える重要な役割を担っていました。

概要

設立当初、JAいがほくぶは多くの組合員と職員を抱え、地域経済に大きく貢献していました。2009年（平成21年）の時点では、12,414人の組合員と569人の職員が在籍していました。組合員の代表である総代は600人で構成され、2011年（平成23年）の選挙では、52人の女性が選出され、組合運営における女性の活躍が注目されました。

2018年、JAいがほくぶは伊賀南部農業協同組合と合併し、新たに伊賀ふるさと農業協同組合として再編されました。この合併により、経営基盤の強化と、より効率的な事業運営を目指しました。

事業内容

JAいがほくぶは、多岐にわたる事業を展開していました。

営農支援: 農産物の生産指導や技術支援、肥料や農薬の供給など、組合員の営農活動をサポートしていました。
販売事業: 組合員が生産した農産物を集荷・販売する事業を行っていました。伊賀米や伊賀牛などの地域特産品の販売にも力を入れていました。
購買事業: 農業に必要な資材や生活用品などを共同購入することで、組合員の負担軽減を図っていました。
金融事業: 貯金、融資、為替などの金融サービスを提供していました。
共済事業: 生命共済、建物共済、自動車共済などの共済事業を通じて、組合員の生活を保障していました。

主な施設

JAいがほくぶは、以下の施設を運営していました。

本店：三重県伊賀市四十九町1294番地
支店：上野北支店、上野西支店、上野東支店、上野南支店、伊賀支店、島ヶ原支店、阿山支店、大山田支店
Aコープ：「JAマート」3店、「JAのお店」1店
ガソリンスタンド：4ヶ所
カントリーエレベーター：2ヶ所
堆肥センター：2ヶ所
育苗センター：5ヶ所

これらの施設を通じて、組合員へのサービス提供や地域農業の振興に貢献していました。

主な生産物

JAいがほくぶの管内では、以下の農産物が主に生産されていました。

ブドウ
伊賀米
伊賀牛
梨
* なばな

これらの農産物は、地域ブランドとして高い評価を得ており、JAいがほくぶは、これらの農産物の品質向上や販売促進に力を入れていました。

合併後

JAいがほくぶは、伊賀南部農業協同組合との合併を経て、伊賀ふるさと農業協同組合となりました。JAいがほくぶの事業や施設は、伊賀ふるさと農業協同組合に引き継がれ、現在も地域農業の発展に貢献しています。

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