伊達信用金庫

伊達信用金庫（だてしんようきんこ）

伊達信用金庫は、北海道伊達市に本店を構える信用金庫です。地域からは「だてしん」の愛称で親しまれています。

概要

主に西胆振地方の7市町（伊達市、室蘭市、登別市、白老町、洞爺湖町、豊浦町、壮瞥町）を中心に営業を展開していますが、営業エリアはさらにニセコ町、真狩村、喜茂別町、留寿都村、長万部町、苫小牧市にも広がっています。伊達市、洞爺湖町、豊浦町、壮瞥町においては指定金融機関としての役割も担っています。

2005年4月には室蘭商工信用組合と業務提携を結び、2008年1月21日には合併に至りました。この合併により、店舗の統廃合が実施されています。

経営危機と再建

合併前の室蘭商工信用組合はかつて苫小牧地区にも店舗を持っていましたが、2006年に北央信用組合へ事業譲渡したため、伊達信用金庫は苫小牧地区への進出機会を逸しました。しかし、2008年3月末には自己資本比率が5.3%まで低下。市況の悪化や株運用損に加え、室蘭商工信用組合との合併に伴う自己査定基準の見直しが影響し、経営状況は急速に悪化しました。

経営危機に対し、北海道内の信用金庫業界が支援に乗り出しました。札幌、北星、大地みらい、北見、旭川、苫小牧、日高の各信用金庫が総額10億円の資本支援を実施。楽木恭一理事長の続投も決定し、再建への道筋をつけました。

2009年3月期には自己資本比率が若干回復したものの、経常損失、当期純損失ともに赤字幅が拡大。ディスクロージャー誌によると、株式・投資信託等のエクイティ資産のオフバランス化による多額の売却損が主な原因とされています。

沿革

1949年9月：伊達信用組合として設立
1951年10月：信用金庫法に基づき伊達信用金庫に改組
2008年1月：室蘭商工信用組合と合併
2022年11月7日：北海道銀行との共通窓口を虻田支店内に設置。ATM相互無料提携も開始
2024年11月6日：虻田支店の北海道銀行との共通窓口を営業終了（ATMは存置）

ATMサービス

伊達信用金庫のATMでは、自庫のキャッシュカード・通帳を利用した入金について、時間外手数料が無料です。入金ネットにも参加しています。セブン銀行とは提携していますが、イオン銀行・新銀行東京とは提携していません。

その他

[スポーツ振興くじ]の当選券払い戻しは、全支店で対応していません。

外部リンク

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