佐々木尽

佐々木尽のプロボクシングキャリア

佐々木尽は、2001年7月28日生まれで東京都八王子市で育ったプロボクサーです。彼は現在、WBOアジアパシフィックウェルター級王者およびOPBF東洋太平洋ウェルター級王者であり、過去には日本スーパーライト級のユース王座も保持していました。佐々木は八王子中屋ボクシングジムに所属し、入場曲にはONE OK ROCKの『The Beginning』を使用しています。

人物像

佐々木は、最初は柔道を学んでいましたが、中学1年生の時にボクシングを始めることに決めました。その後、八王子中屋ジムに入門し、週に2～3回のペースで練習を重ねます。彼は、定時制の八王子拓真高校に進学したことで、ボクシングに専念することができる環境を得ました。若い頃からの努力が実を結び、U-15大会で優勝を果たしています。

来歴

佐々木は2018年8月24日にデビューし、デビュー戦で2回TKO勝ちを収めました。しかし、2019年度の東日本ライト級新人王決勝では、計量失敗により棄権せざるを得ませんでした。2020年12月26日には、墨田区総合体育館で行われた日本スーパーライト級ユース王座決定戦に出場し、石脇麻生選手を3回TKOで下し、見事に王座を獲得しました。

2021年には、国立代々木競技場でチャリティーボクシングイベントに出場し、東京五輪の日本代表選手岡澤セオンとの対戦も果たしました。続く7月17日には、自身の王座を防衛し、今後の活躍が期待される瞬間を迎えました。しかし、同年10月には計量失敗が続き、ライセンス停止処分を受けることになり、ボクサーとしての厳しさを痛感しました。

その後、2022年7月に引き分け試合を経て、2023年1月14日にWBOアジアパシフィックウェルター級王座に挑戦し、1回TKO勝ちを収めました。4月には元王者との初防衛を成功させ、その後、2023年7月には2度目の防衛を達成しました。

2023年に入ると、Leminoとのサポート契約を結び、様々なボクシング興行への出場を見据えています。2024年5月にはWBOアジアパシフィックおよびOPBF同級王座決定戦で、5回TKO勝ちを達成し、アジア2冠王者としての地位を確立しました。

戦績とタイトル

佐々木尽のプロ戦績は、19戦で17勝（16KO）、1敗、1分です。獲得したタイトルには、第2代日本スーパーライト級ユース王座（防衛1で返上）、WBOアジアパシフィックウェルター級王座（防衛3回）、OPBF東洋太平洋ウェルター級王座が含まれます。彼はその実力と努力から、今後のボクシング界においてさらなる活躍が期待されています。

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