元山飛優

元山 飛優 (もとやま ひゆう)

元山飛優は1998年12月4日生まれで、大阪府東大阪市にルーツを持つプロ野球選手です。ポジションは内野手で、埼玉西武ライオンズに所属しています。右投左打のスタイルで、持ち前の守備力や打撃力を活かし、チームに貢献しています。

来歴

プロ入り前

元山の名前には、「飛び抜けて優れるように」との願いが込められています。彼は城東ジュニアコンドルズというチームで少年野球を始め、その後生駒ボーイズに進みました。さらに進学した長野県・佐久長聖高校では、2014年の全国高校野球選手権に三塁手として出場し、2016年には遊撃手として甲子園に行った際は主将を務めました。

その後、東北福祉大学に進学し、大学野球界で急成長を遂げます。2017年春にはベンチ入りし、2年春には打率.486を記録。リーグ優勝に貢献するとともに、個人としても4冠を達成し、おおいにその名を知られることとなりました。さらに、大学日本代表にも選出され、国際試合での経験も積みました。大学最後の年には主将を務め、その活躍でチームを牽引しました。

プロ入り

2020年のドラフトでは東京ヤクルトスワローズから4位指名を受け、契約金4000万円で初めてプロの世界に足を踏み入れました。背番号は現役時代の名選手宮本慎也の6番を受け継ぎます。

ヤクルト時代

2021年には開幕一軍入りを果たし、プロ初安打や初本塁打を記録するなど、鮮烈なデビューを飾ります。その後も実力を発揮し、97試合に出場。多様なポジションでの守備をこなし、打率.255や3本塁打を記録し、チームの優勝に貢献しました。

2022年は怪我の影響で出遅れたものの、2023年には一軍で活躍し、ありますます存在感を増しています。22試合に出場し、今後に期待が寄せられました。

西武への移籍

2023年12月にはトレードで埼玉西武ライオンズに移籍することが発表されました。新たな環境で、更なる成長が期待されています。

選手としての特徴

元山の守備力は特に高く評価されており、高校時代には投手としても146km/hを記録。彼の広い守備範囲と正確な送球はアマチュア時代からの評判です。また、打撃においても文句なく勝負強さを持ち、リーグ戦での首位打者や打点王に輝いた経験があります。

プライベート

元山の愛称は「リーダー」で、彼の夢は「世界一のショートになること」です。また、憧れの選手には宮本慎也や川端慎吾などが挙げられます。彼はまた同僚との親密な関係を築いており、特にヤクルトの同期入団の山野太一とは仲が良く、彼らは漫才を披露するなど、楽しいエピソードも多いようです。

今後の展望

彼のプロとしてのキャリアは始まったばかりです。今後のシーズンで、元山飛優がどのように成長し続け、チームにどれだけ貢献できるか、ますます注目を集める選手となっています。

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