全国菓子工業組合連合会

全国菓子工業組合連合会（ぜんこくかしこうぎょうくみあいれんごうかい、略称：全菓連）は、日本全国に存在する菓子工業組合の連合組織です。沖縄県を除く46都道府県の菓子工業組合が会員として加盟しています。

概要

全菓連は、菓子製造業を営む中小企業の成長支援と、会員およびその構成員の公正な経済活動の確保を主な目的としています。具体的には、以下のような活動を通じて、業界の発展に貢献しています。

経営支援: 経営に関する相談や情報提供、研修会の開催などを通じて、中小企業の経営基盤強化を支援します。
技術指導: 新技術や製法に関する情報提供、技術講習会の開催などを通じて、菓子製造技術の向上を支援します。
販売促進: 展示会への出展支援、共同での商品開発、広報活動などを通じて、販路拡大を支援します。
業界活性化: 消費者向けのイベント開催、食文化に関する調査研究などを通じて、菓子業界全体の活性化を図ります。

また、全菓連は、不定期に開催される全国菓子大博覧会の主催団体の1つであり、日本の菓子文化の振興にも貢献しています。青年部は2018年（平成30年）以降、全国和菓子甲子園を主催し、次世代を担う菓子職人の育成にも力を入れています。

1981年（昭和56年）には、毎月15日を「お菓子の日」と定めました。この日は、お菓子の神様（菓祖神）を祀っている橘本神社（和歌山県）と中嶋神社（兵庫県）の例大祭が4月15日に行われていたことに由来します。「お菓子の日」には、菓子業界全体で様々なイベントやキャンペーンを実施し、お菓子の魅力を広くアピールしています。

沿革

全菓連は、戦時中の統制団体として設立された日本菓子組合連合会（略称：日菓連）を前身としています。戦後の組織改編を経て、現在の形となりました。

1943年（昭和18年） - 日本菓子組合連合会（略称：日菓連）として結成。
1954年（昭和29年） - 全国菓子協同組合連合会と改称。
1965年（昭和40年） - 全国菓子工業組合連合会と改称。全菓連ビル完成、全菓連共済ビルヂング株式会社を設立。

会員

全菓連の会員は、沖縄県を除く46都道府県の菓子工業組合です。各都道府県の菓子工業組合は、地域に根ざした活動を展開しており、全菓連と連携しながら、地域のお菓子文化の発展に貢献しています。

外部リンク

お菓子何でも情報館（全国菓子工業組合連合会）

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