概要
八幡宮(はちまんぐう)は、全国各地で見られる神社の一つで、その
祭神は八幡神です。本社は
大分県宇佐市に位置する宇佐神宮で、ここが八幡宮の総本社とされています。八幡神社、八幡社、または八幡さまとも呼称され、その数は約44,000社にも上ります。
神社の発祥地は宇佐八幡宮で、この地で大神比義命が創始し、初代の大宮司となりました。この宇佐八幡宮は、九州地方を中心とした信仰圏を形成し、現在でも多くの神社が点在しています。
秋田県や
福島県を含む全国各地にある八幡宮は、近代の社格制度では、宇佐神宮や
石清水八幡宮、
筥崎宮、鹿児島神宮の四社が官幣大社として位置付けられています。特に宇佐神宮、
石清水八幡宮、
筥崎宮は日本三大八幡宮とされています。
主な八幡宮
八幡宮は日本全国に広がっており、地域によって多くの神社が存在します。以下は、主要なおおよその地域における八幡宮の例です。
北海道
- - 上ノ國八幡宮(檜山郡上ノ国町)
- - 函館八幡宮(函館市) - 旧国幣中社
- - 室蘭八幡宮(室蘭市)
東北地方
関東地方
茨城県
栃木県
群馬県
中部地方
新潟県
静岡県
愛知県
近畿地方
京都府
大阪府
- - 誉田八幡宮(羽曳野市誉田) - 日本最古の八幡宮と伝えられています。
中国地方
鳥取県
島根県
九州・沖縄地方
福岡県
- - 宇佐神宮(宇佐市) - 旧官幣大社
- - 大分八幡宮(飯塚市) - 旧郷社。
八幡宮は地域によっては伝説や独自の行事があり、その文化的意義は大きいです。祭事になると多くの人々が訪れるこれらの神社は、地域の歴史を顕す貴重な存在でもあります。触れることで地域の
神道や文化を学ぶ機会にもなるため、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。