六本松

六本松について

六本松（ろっぽんまつ）は、福岡県福岡市中央区の町名で、現在は一丁目から四丁目までの区域を含み、面積は50.42ヘクタール。2023年2月末時点での人口は7,730人で、郵便番号は810-0044です。

地理的特徴

六本松は、福岡市の中心地である天神の南西約2.5キロメートルに位置しています。周辺には、大濠公園や赤坂、桜坂、谷、輝国、梅光園、草香江などがあり、自然と都市が調和した地域です。特に大濠公園は多くの人々に親しまれ、散策やレクリエーションの場として利用されています。

河川と語源

町の東端には複数の河川が流れていますが、最も注目すべきは、地名の由来です。「六本松」は、江戸時代に福岡城に近かったことを示すための目印となっていた6本の松から名付けられました。この歴史的な背景が、今でも地域に息づいています。

歴史の変遷

以前は九州大学六本松キャンパスが存在したこの地域ですが、2009年に伊都キャンパスに移転したことにより、学生街としての役割が終焉を迎えました。その後、地元政府はこの地区を新たな地域拠点として活用するため、裁判所や検察庁の新設が進められました。

人口の推移

六本松は、過去数年間にわたって人口の変動が見られます。特に地区の再開発に伴い、新たに住民が増加したり、近隣の施設の影響を受けたりしています。

交通インフラ

六本松は交通の便が良い地域で、歴史的にも多くの車やバスが行き交っています。六本松交差点は天神方面と市西部を結ぶ国道202号線と博多駅方面を結ぶ城南線が交差する地点であり、周辺の主要道路が豊富です。また、福岡市地下鉄七隈線が通っており、六本松駅が設置されています。

過去には、西日本鉄道の城南線や日本国有鉄道の筑肥線も通っていましたが、現在これらの路線は廃止されています。

バスの便

西鉄バスが運行しており、六本松エリア内には多くのバス停が存在します。利用者の利便性向上のために、各乗り場にアルファベットが付与されていて、目的地に合わせた利用が可能です。

再開発プロジェクト

九州大学キャンパスが移転後、六本松地区は再開発が進められています。元キャンパス用地には、法曹地区と住宅地区が計画されました。2017年には高層マンションのMJR六本松と福岡市科学館を含む複合施設「六本松421」が完成しました。法曹地区に関しては、2018年8月に新庁舎が稼働を開始し、地域の活性化が顕著です。また、2014年には木下大サーカスの公演が実施され、地域への人流が促進されました。

周辺の主要施設

六本松には、NHK福岡放送局や大濠公園、福岡大学附属学校などの教育機関、裁判所や検察庁などの官公庁が多数存在し、地域の生活基盤を支えています。また、訪問者に向けた観光スポットも点在し、地域全体が賑わいを見せるエリアとなっています。

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