円町駅

円町駅について

円町駅（えんまちえき）は、京都府京都市中京区にあるJR西日本（西日本旅客鉄道）の山陰本線に所属する駅です。駅番号はJR-E05で、嵯峨野線の愛称区間にも含まれています。この駅は、2000年に開業して以来、多くの利用者に親しまれています。

歴史

円町駅は2000年の9月23日に、山陰本線の二条駅と花園駅間の複線化と同時に開業されました。翌年の2001年には、朝の時間帯に上りの快速列車の一部が停車するようになり、2002年には全ての快速列車が停車するようになりました。さらに、2003年にはICカード「ICOCA」の利用が可能になり、ユーザーにとって利便性が向上しました。

2013年には、JR西日本交通サービスの業務委託駅となり、その後の2018年には駅ナンバリングが導入されました。そして2020年には、みどりの窓口が閉店し、代わりに券売機の利用が開始されています。

駅の構造

円町駅は、島式ホーム1面2線を有する高架駅です。開業当初から分岐器や絶対信号機が設置されていないため、停留所としての位置づけがされています。改札口は地上にあり、ホームは2階に設けられています。エレベーターやエスカレーター、階段があり、地上とホーム間のアクセスが便利です。ホームの中央には待合室があります。

また、出入口は南北にそれぞれ1つと、高架下の通路側に1つ存在していて、トイレは改札内に完備されています。女性用、男性用、さらに車椅子対応の水洗トイレが設置されています。ここはJR西日本交通サービスによる業務委託駅で、IC乗車券の「ICOCA」が使用可能です。

利用状況

2023年度の円町駅の1日あたりの利用者数は約15,538人です。この数値は、周辺地域の交通の便を考えると、比較的高い方と言えるでしょう。

駅周辺の環境

円町駅の北側には丸太町通りが東西に走っており、駅の東方には円町交差点があって西大路通と交差しています。この辺りには住宅が多く、商業施設も充実しています。「えんえんたうん」と呼ばれる商店街が形成されており、周囲の活気を生み出しています。かつて駅前にはニノミヤの店舗がありましたが、倒産を経て現在はエディオン円町店があるなど、地域の変遷も見受けられます。

近隣の公共施設

駅周辺には、市立の体育館や生涯学習センター、図書館といった公共施設も充実しています。加えて、いくつかの病院や労働基準監督署、気象台など、地域の重要な機関も集合しています。

教育機関

駅の近くには、複数の学校も存在しており、花園大学や各種専門学校が近隣住民や学生に関わる重要な施設となっています。

バス路線

近隣にはバス停もあり、様々な公共交通手段が利用できるため、地元住民の移動にも便利です。

隣接駅

円町駅の隣には、二条駅（JR-E04）、そして嵯峨嵐山駅（JR-E08）があり、旅客のアクセスが容易に行える位置にあります。どの駅も特徴的な魅力があります。

円町駅はその利便性と地域の中心としての役割から、多くの人々に支持されています。今後もこの地域の交通の要所として重要な役割を果たしていくでしょう。

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