勝又健志

勝又健志：麻雀IQ220の異名を持つ、実力と人気を兼ね備えたプロ雀士

勝又健志（かつまた けんじ）は、1981年3月15日生まれの東京都墨田区出身のプロ雀士。日本プロ麻雀連盟八段に昇段し、MリーグのEX風林火山に所属する、麻雀界を代表するトッププレイヤーの一人です。

早稲田大学から麻雀プロへ

中学・高校時代は早稲田実業学校で剣道に打ち込み、三段の腕前を持つなど、文武両道な学生生活を送りました。早稲田大学在学中の2000年、日本プロ麻雀連盟17期生としてプロデビュー。その後順調に実力をつけ、6年でA2リーグに昇格。さらに、副業として塾講師を務めるなど、多方面で活躍の場を広げて行きました。

数々のタイトル獲得とMリーグでの活躍

2011年には第2回麻雀グランプリMAXで優勝。2014年度にはA1リーグに昇格し、鳳凰戦決勝進出を果たします。そして2015年度の鳳凰戦では、前田直哉、瀬戸熊直樹、古川孝次といったそうそうたるメンバーを相手に優勝を掴み取りました。2016年には、第一回麻雀プロ団体日本一決定戦で連盟を代表して出場し、チームの優勝に大きく貢献しました。

2018年のMリーグドラフト会議では、EX風林火山から3位指名を受け、Mリーグに参戦。同年11月20日には、Mリーグ史上初となる三倍満（リーチ・一発・ツモ・海底・ドラ7）を達成するなど、数々の伝説的プレーを残しています。Mリーグ2020ファイナルシリーズでは個人4連勝を含む活躍でチームの優勝に貢献しました。

メンゼン中心の柔軟なスタイルと高い麻雀知能

勝又プロの雀風は、基本的にはメンゼン（鳴かない）を重視したスタイルですが、状況に応じて鳴きも積極的に活用する柔軟性も持ち合わせています。劣勢時でも簡単に諦めず、高度な読みと技術で勝負を覆す場面も多く見られます。その高い麻雀知能から「麻雀IQ220」「麻雀軍師」の異名を取ります。

解説者としても高い評価

選手としての活動だけでなく、解説者としても高い評価を得ています。自身の専門知識だけでなく、他競技の映像を参考に、視聴者にとって分かりやすい解説を心がけているとのこと。連盟内では実況にも定評があり、Mリーグ公式実況の日吉辰哉氏からもアドバイスを求められるほどです。独特な愛称で選手を呼ぶことでも知られ、白鳥翔選手を「鳥ちゃん」、魚谷侑未選手を「魚ちゃん」と呼んでいます。

飛行機が苦手な一面も

意外な一面として、飛行機が苦手であることが知られています。学生時代のオーストラリア旅行での経験から、飛行機への恐怖心が強く、海外遠征には参加していません。

主な成績

第2回 麻雀グランプリMAX 優勝
第32期 鳳凰戦 優勝
Mリーグ2020シーズン 優勝

多彩な活動

勝又健志プロは、麻雀プロとしての活動以外にも、映画出演や著書の出版など、幅広く活躍しています。

映画「劇場版 打姫オバカミーコ」出演
* 著書「麻雀IQ220の選択」出版

勝又健志プロは、その高い実力と人気、そして多彩な才能で、これからも麻雀界を盛り上げ続けていくことでしょう。

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