北新川駅

北新川駅について

北新川駅（きたしんかわえき）は、愛知県碧南市久沓町四丁目に存在する名古屋鉄道三河線の駅です。この駅は、名古屋鉄道の運営する三河線に属し、駅番号はMU08となっています。また、ここではICカード「manaca」が利用できます。

歴史

北新川駅の歴史は1914年（大正3年）の開業に遡ります。当初は三河鉄道の駅として設置され、1941年（昭和16年）には名古屋鉄道に合併され、現在の三河線の駅となりました。その後も駅舎の改築や変電所の新設など、さまざまな変遷を経ながら今日まで続いています。特筆すべきは2005年で、同年に駅集中管理システムが導入され、無人駅となった点です。これにより、駅の運営が効率化されています。

駅構造

駅の構造は、島式の1面2線を持つ地上駅です。無人駅となっているため、乗客は自らの責任で乗降を行い、列車は右側通行となっています。また、管理駅は知立駅に設置されています。この集中管理システムにより、利用者にも利便性が増しています。

利用状況

北新川駅の利用状況について、資料によれば2013年度の1日平均乗降人員は3,032人となっており、275駅中141位、三河線の23駅中では15位に位置しています。さらに、過去のデータに基づくと、1992年度の1日平均乗降人員は3,046人で、名鉄全駅中139位、三河線内では12位でした。近年では、2006年度が1,351人、2007年度には1,378人の利用があったことが確認されています。

駅周辺の施設

北新川駅の周辺には文化施設が多く存在しています。例えば、碧南市民図書館や碧南市芸術文化ホール（エメラルドホール・シアターサウス）、愛知県立碧南工科高等学校といった施設があります。さらに、哲学たいけん村無我苑や油ヶ渕花しょうぶ園、碧南市明石公園など、訪れる人々に多様な体験を提供する場所も揃っています。

また、くるくるバス（コミュニティバス）は、碧南市内を巡回する運賃無料のバスとして運行されており、市民に便利な移動手段を提供しています。

その他の情報

北新川駅南方の新川町7号踏切には、地蔵尊の標柱が残されています。この標柱には「き志ゃにちゆいすべし」「大正十五年八月建之」との記載があります。これは地域の歴史や文化を今に伝えるものとして、訪れる人々にとって興味深い存在です。

隣の駅

北新川駅は名古屋鉄道の三河線沿いに位置し、隣接する駅は高浜港駅（MU07）および新川町駅（MU09）です。これらの駅と連携することで、地域間のアクセスが向上しています。

このように北新川駅は、歴史的背景や周辺の文化施設、交通利便性に恵まれた駅であり、地域の重要な交通の拠点となっています。

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