北湯沢温泉

北湯沢温泉

北湯沢温泉は、北海道伊達市大滝区北湯沢温泉町に位置する温泉地です。豊かな自然に囲まれ、四季折々の美しい景色が楽しめます。

泉質

北湯沢温泉の泉質は、主に以下の通りです。

硫黄泉
単純温泉

源泉温度は70〜93℃と高温で、長流川の川底からも湧出しています。

温泉街と宿泊施設

温泉街には、長流川沿いに8軒の宿泊施設が点在しています。川の東岸には大型ホテルが2軒、西岸には比較的小規模な旅館・民宿が並んでいます。

共同浴場はありませんが、各宿泊施設で日帰り入浴が可能です。

白絹の床

北湯沢地区の長流川には、河床が黄色い緑色凝灰岩の岩盤となっている場所があり、「白絹の床」として知られる観光名所となっています。その名の通り、白い絹のような美しい景観が広がります。

歴史

北湯沢温泉の歴史は、明治時代に遡ります。

1882年（明治15年）：上野梅吉が北湯沢温泉を開き、「梅吉温泉」として営業を開始（時期は不明）。
1912年（大正元年）：横山助八に譲渡され、「横山温泉」に改名。横山温泉は2000年（平成12年）頃まで営業を続けましたが、現在は廃業し、建物も解体されています。
1897年（明治30年）：藤原平兵衛が長流川上流の原野で測量中に川から白い煙が立っているのを発見し、温泉経営を開始。温泉名は不明。
1923年（大正12年）：藤原平兵衛の功績を称え、「藤原平兵衛氏草分記念碑」が建立。

近代

1940年（昭和15年）：胆振縦貫鉄道（後の国鉄胆振線）が開通し、優園駅（後の北湯沢駅）が開業。
1957年（昭和32年）：国民保養温泉地に指定。
1984年（昭和59年）：国道276号美笛峠が開通し、千歳・札幌方面からのアクセスが向上。
1986年（昭和61年）：胆振線が廃止。旧北湯沢駅跡地には、温泉ホテル「湯元名水亭（現・緑の風リゾートきたゆざわ）」、「湯元第二名水亭（現・きたゆざわ森のソラニワ）」が建てられました。「緑の風リゾートきたゆざわ」の入口付近には、「旧国鉄胆振線北湯沢駅跡」の標柱が立っています。

アクセス

道南バス：「北湯沢温泉」または「白絹の床」下車
室蘭本線・伊達紋別駅からバスで約50分
函館本線・倶知安駅からバスで約1時間30分
道央自動車道伊達ICから車で約40分

関連項目

日本の温泉地一覧

外部リンク

北湯沢温泉郷 - だて観光協会

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