南が丘駅

南が丘駅について

南が丘駅（みなみがおかえき）は、三重県津市に所在し、近畿日本鉄道（近鉄）名古屋線の駅です。駅番号はE41で、名古屋線の中では最も新しく開設された駅として知られています。

歴史

この駅が開設される前、周辺は火葬場があり静かな地域でしたが、近鉄による大規模な住宅地の開発が進行したため、1989年にそのアクセスを目的として駅が設立されました。駅名は当時の地名「青谷」からではなく、より明るい丘陵のイメージを基に名付けられました。

かつてこの区域を通っていた中勢鉄道にも停留所が存在し、また名古屋線には1946年から1953年の間、二重池信号場が設置されていたことが記録されています。

年表

• - 1989年4月28日: 名古屋線の津新町と久居の間にて新しく開業。
• - 2007年4月1日: PiTaPaが利用可能になりました。
• - 2018年3月17日: 急行が停車する駅に追加されました。

駅構造

南が丘駅は相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎が設けられています。ホームは最大で6両の編成に対応しており、改札口は1か所のみです。駅舎とホームは階段で連結されており、出入口は東西の両側にそれぞれ存在します。駐輪場へはスロープがあり、車椅子の利用者でもアクセスしやすい設計になっています。名古屋線の数少ない山間の駅で、周辺地域では急な勾配が見られます。

駅は津駅によって管理されており、有人駅で自動改札機はPiTaPaやICOCAに対応しています。また、トイレは改札内にあり、男女別の水洗式が設けられ、車椅子対応のトイレも完備されています。

停車列車

特急列車以外の全ての一般列車が停車します。多くの列車は急行で、普通列車は主に通勤時に運行されています。日中は急行が毎時3本運行され、朝と夕方には普通列車が加わり、搭乗本数は毎時4本から最大8本に達します。

利用状況

近年の1日乗降人数のデータは以下の通りです。

• - 2024年11月12日: 3,139人
• - 2023年11月7日: 3,082人
• - 2022年11月8日: 2,997人
• - 2021年11月9日: 3,022人
• - 2018年11月13日: 3,265人

利用者数は年々変動がありますが、最近の統計では全体的に3,000人前後の乗降が見られています。

駅周辺

南が丘駅の東側には一般車両用のロータリーがありますが、駅前にはバス停が設置されていません。最寄りのバス停は青谷または中青谷で、三重交通の路線バスが利用可能です。周辺には、磨洞温泉や南が丘住宅地、津南が丘郵便局、津市立南が丘小学校や中学校、また三重県運転免許センターなどがあります。

隣の駅

• - 急行・普通: 津新町駅 (E40) - 南が丘駅 (E41) - 久居駅 (E42)

ここでは、駅番号も明記しています。

追記

南が丘駅は、その立地の特性から自然環境とも調和した利用が可能で、周辺の発展に寄与しています。本駅の利用者は、これからも増加の見込みがあり、地域の重要な交通拠点としての役割を果たしています。

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