南与野駅

南与野駅（みなみよのえき）は、埼玉県さいたま市中央区鈴谷二丁目に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅です。運行系統上は埼京線として案内されており、駅番号はJA 23が付与されています。線路名称上は東北本線（支線）に属します。

歴史

当駅は1985年（昭和60年）9月30日に埼京線の開業とともに営業を開始しました。国鉄分割民営化を経て1987年（昭和62年）にJR東日本の駅となり、自動改札機（1993年）、ICカードSuica（2001年）が導入されました。駅員窓口は2007年（平成19年）に営業を終了しています。信号保安システムは2017年（平成29年）にATACSへ更新され、列車のホーム進入速度が向上しました。2019年（令和元年）11月30日からは快速電車が停車するようになり、利便性が高まっています。

駅構造

駅は高架構造で、島式ホーム1面2線を有します。ホーム外側には通過線があり、一部の各駅停車は通勤快速の通過待ちを行います。JR東日本ステーションサービスが業務を受託する業務委託駅ですが、時間帯により改札係員が不在となる場合があります。自動改札機と指定席券売機が設置されています。ATACS導入により、以前に比べて列車進入時の揺れが軽減されました。埼京線の駅共通の特徴として、当駅には常盤色（■）のステーションカラーが設定されています。

利用状況

東日本旅客鉄道によると、2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は18,494人です。開業以来、周辺の開発や路線の利便性向上に伴い、利用者は増加傾向にあります。

駅周辺

南与野駅は埼玉大学の最寄駅であり、学生の利用が多いです。かつて駅西側は農地が主体でしたが、2000年代に大規模な土地区画整理事業が実施されました。この事業により地形が整備され、2007年には駅西口に交通ロータリーが完成し、路線バスの乗り入れが可能となりました。また、駅と国道463号（埼大通り）を結ぶ道路も整備され、周辺の交通網が改善されました。再開発エリアにはマンションや商業施設などが建設され、都市化が進んでいます。水害対策も講じられています。駅高架下には「南与野駅ビル」や「南与野駅医療モール」が開設されており、利便性が高まっています。

交通

駅周辺には国道463号（埼大通り）などの主要道路があります。バス路線は西口ロータリーや国道463号上の停留所から発着し、埼玉大学などへアクセスできます。埼京線の隣接駅は、北行が与野本町駅（JA 24）、南行が中浦和駅（JA 22）です。通勤快速は停車しません。

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