南岩国駅

南岩国駅

南岩国駅（みなみいわくにえき）は、山口県岩国市南岩国町一丁目に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）山陽本線の駅です。この駅は、単式ホームと島式ホームが組み合わさった2面3線の地上駅として機能しています。駅舎は1番ホーム側に設けられており、2・3番ホームへはエレベーター付きの跨線橋を利用して移動します。駅の出入り口は、国道188号に面する西側に位置しています。

歴史

南岩国駅の歴史は、1952年（昭和27年）6月20日に、日本国有鉄道山陽本線の岩国駅と藤生駅の間に新設開業したことから始まります。この開業と同時に、東洋紡績岩国事業所への専用線も運用が開始され、その設置費用は東洋紡績が大部分を負担しました。

時代の変化とともに、1982年（昭和57年）10月1日には、貨物（専用線発着車扱貨物）の取り扱いが廃止され、東洋紡績専用線もその役目を終えました。1985年（昭和60年）3月14日には、荷物扱いも廃止されています。

国鉄分割民営化に伴い、1987年（昭和62年）4月1日からは西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅となりました。1992年（平成4年）11月1日には、みどりの窓口が営業を開始しましたが、2006年（平成18年）には、みどりの窓口の営業時間中に窓口閉鎖時間帯が導入されました。

ICカードの利用に関しては、2007年（平成19年）9月1日にICOCAが岩国方面のみで利用可能となり、2022年（令和4年）3月12日には、当駅と徳山駅間でもICOCAの利用が可能となりました。

駅の利便性向上のため、2019年（令和元年）8月中旬から南岩国駅のバリアフリー化と駅舎移転整備工事が開始され、2021年（令和3年）3月20日に新しい駅舎が供用を開始しました。しかし、2024年（令和6年）1月31日にはみどりの窓口の営業が終了し、同年8月1日には駅員の常駐が廃止され、インターホンによる遠隔対応に変更されました。

駅構造

駅の構造は、2面3線のホームを持つ地上駅で、1番ホームが単式、2・3番ホームが島式となっています。駅舎は単式の1番ホーム側に位置し、島式の2・3番ホームへはエレベーター付きの跨線橋で接続しています。駅への出入り口は、国道188号に面した駅舎側に設けられています。

かつての便所は、改札内が水洗式、改札外が汲み取り式でしたが、現在は男女別と多機能便所に改修されています。自動改札機は簡易式が採用されており、駅員は周辺駅を含めて巡回しているため、当駅には常駐せず、改札口付近に設置されたインターホンで対応しています。

のりば

各ホームののりばは以下の通りです。

1番のりば：下り方面（岩国方面）
2番のりば：上り本線（徳山・広島方面）
3番のりば：上り待避線（徳山・広島方面）

利用状況

近年の1日平均乗車人員は、変動があります。

駅周辺

駅周辺には、ゆめタウン南岩国やフジ南岩国店などの商業施設や、高水高等学校・付属中学校などの教育機関があります。また、国道188号が駅の近くを通っています。

バス路線

いわくにバスが南岩国駅バス停留所に乗り入れています。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）山陽本線において、南岩国駅の隣の駅は以下の通りです。

岩国駅 (JR-R16) - 南岩国駅 - 藤生駅

脚注

出典

山口県統計年鑑

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

* 南岩国駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

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