古部駅

古部駅（こべえき）について

古部駅は長崎県雲仙市瑞穂町古部乙に位置する島原鉄道の駅です。この駅は、島原鉄道線の一部として重要な交通手段の一つになっています。1912年10月10日に開設され、長い歴史を有しています。駅は、その後1964年に業務委託駅となり、1970年には貨物の取り扱いが廃止されました。一時期無人駅に移行した後も、地域住民にとって利用しやすい交通拠点として機能しています。

駅の構造

古部駅の構造は、島式ホームが1面2線というシンプルな形を取っています。現在は無人駅であり、駅舎は存在しません。ホームの中程には待合所が設置されており、利用者が休むためのスペースを提供しています。また、駅の南側には構内踏切があり、ここには遮断機や警報機は設けられていません。

踏切の出口の周辺には、自転車置場が2棟、さらに保線活動用の小屋が6棟設置されています。このようなインフラは、利用者に対して便利なアクセスを提供しており、特に自転車利用者にとって利便性を高めています。なお、駅の北側は有明海（諫早湾）に面していて、美しい景観も楽しむことができます。

利用状況

2018年度のデータによると、古部駅を利用した年間乗車人員は9,113人、降車人員は11,307人となっています。この数値からも分かるように、古部駅は地域の重要な交通機関として機能しており、多くの人々に利用されています。近年の利用状況は、駅が果たす役割の大きさを物語っています。

駅周辺の施設

古部駅の近くには国道251号があるほか、様々な施設が集まっています。例えば、就労継続支援A型事業所である「コロニーエンタープライズ」や、グループホームの「暖」、さらに「みずほ電設」の本社、ホテル「HOTEL AZ 長崎雲仙店」も駅の近くに位置しています。加えて、島鉄バスの古部停留所もあり、公共交通機関が充実している地域となっています。また、周辺には船津川や権現川といった自然の景観もあり、訪れる人にとっては楽しむ要素が多く存在します。

隣接する駅

古部駅の隣駅は、島原鉄道線における吾妻駅と大正駅です。これにより、他の駅とのアクセスも良好であり、地域住民や観光客にとって非常に便利な位置にあります。

まとめ

古部駅は、長崎県雲仙市において便利で静かな交通拠点として、地域住民に広く利用されています。無人駅であるため、シンプルな構造ですが、その分地域の景観を楽しむことができ、また周辺施設も充実しており、様々なニーズに応える駅です。

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