国営アルプスあづみの公園

国営アルプスあづみの公園：自然と文化が融合する広大な楽園

長野県北部に位置する国営アルプスあづみの公園は、安曇野市、大町市、北安曇郡松川村にまたがる総面積353ヘクタールの広大な国営公園です。2004年の部分開園から整備が進み、2016年に全面開園を迎えました。

公園は大きく分けて「堀金・穂高地区」と「大町・松川地区」の2つの地区から構成されています。それぞれの地区で異なる魅力を楽しむことができ、多様な自然と文化に触れることができます。

堀金・穂高地区：里山文化と自然が調和する空間

長野自動車道安曇野ICから約7kmの距離にある堀金・穂高地区は、烏川を中心とした扇状地と山麓に広がっています。田園風景が広がる「田園文化ゾーン」では、ガイドセンターやレストラン、展望テラスなどの施設が整備され、快適な滞在をサポートします。また、段々花畑や古墳の森など、四季折々の自然美を楽しむことができます。

一方、「里山文化ゾーン」では、伝統的な棚田や農家風あづまや、水車小屋など、里山の情緒あふれる景観を体験できます。自然と文化が調和した空間は、散策や写真撮影に最適です。

大町・松川地区：雄大な自然と冒険が待つ楽園

安曇野ICから約25kmの大町・松川地区は、穂高川支流の乳川を中心とした扇状地にあります。広大な「自然体験ゾーン」では、空中回廊や林間アスレチックなどのアクティビティが充実しており、自然を満喫しながら冒険を楽しむことができます。

また、「保全ゾーン」では、豊かな自然環境を保護し、多様な動植物が生息するエリアとなっています。渓流沿いの散策路を歩けば、清流と緑豊かな森に癒されます。

公園の特色と魅力

国営アルプスあづみの公園の最大の魅力は、自然と文化が融合した多様な空間を提供している点です。それぞれの地区で異なる特徴を持つエリアが整備されており、何度訪れても新たな発見があります。

さらに、春には「SPRING FESTA」、夏には「夏のアルプス大冒険」、秋には「秋・紅葉の森フェスタ」、冬には「光の森のページェント」など、季節ごとのイベントも開催されます。これらのイベントに参加することで、より一層公園の魅力を堪能できます。

アクセスと料金

それぞれの地区へのアクセスは、JR各駅からバスまたはタクシーを利用できます。また、長野自動車道安曇野ICからもアクセス可能です。駐車場も各地区に完備されています。

入園料金は大人450円、シルバー（65歳以上）210円、小中学生は無料です。2日間通し券や年間パスポートもあります。同日であれば、両地区を1回の入園料で利用できます。

まとめ

国営アルプスあづみの公園は、自然と文化を満喫できる、まさに「楽園」と言えるでしょう。四季折々の自然美、多様なアクティビティ、そして地域の歴史と文化に触れることができる魅力的な空間です。ぜひ、ご家族やご友人と訪れて、素晴らしい思い出を作ってください。

付記

公園の建設には、塩島大元建設省公園緑地課長や村井仁元長野県知事らの尽力がありました。当初は財政面での課題もありましたが、関係者の努力によって実現した貴重な公園です。

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