坂本花織

坂本花織（さかもと かおり）

坂本花織は、2000年4月9日生まれの日本の女子フィギュアスケート選手で、兵庫県神戸市出身です。彼女の競技キャリアには、2022年の北京オリンピック個人戦での銅メダルや、団体戦での銀メダル、そして世界選手権での3連覇（2022年、2023年、2024年）が含まれています。また、2018年の四大陸選手権優勝や、2023年のグランプリファイナル制覇も彼女の業績として挙げられます。

人物背景

坂本は、神戸市立渚中学校を経て神戸野田高等学校に進学し、2019年に神戸学院大学経営学部に入学しました。彼女は2023年に大学を卒業しました。彼女のマネジメントはIMG TOKYOが担当しています。兄弟には2人の姉がいます。血液型はB型で、性格は負けず嫌いで明るく、ユーモアセンスも兼ね備えています。

フィギュアスケートへの興味は、2003年のNHK連続テレビ小説『てるてる家族』の影響で芽生え、4歳のときにスケートを始めました。特技には水泳と長距離走があり、憧れの選手は鈴木明子です。ライバルには同じく神戸市出身の三原舞依がいます。

坂本は、フィギュアスケート界では珍しい「お笑いキャラ」として知られており、ボケとツッコミが得意です。演技後のガッツポーズも独特であり、明るい性格で周囲を楽しませています。北京オリンピックの代表選考時には、同学年の樋口新葉とお互いに励まし合いながら競技に臨みました。また、神戸市営地下鉄海岸線の駅には彼女の赤ちゃん時代の手形と足形が飾られています。

経歴

坂本は2012-13シーズンにノービスクラスでの全日本選手権で優勝。以降のジュニア時代には、数さんの全日本ジュニア選手権や国際大会での成績を重ねました。特に2016-17シーズンには世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得しました。

シニアデビューを果たした2017-18シーズンでは、四大陸選手権での優勝と平昌オリンピックでの6位入賞を果たしました。特に平昌オリンピックでは女子シングル日本代表に選出され、個人戦での完璧な演技で6位入賞を果たしました。

2018-19シーズンでは、全日本選手権で初優勝し、世界選手権でも上位に食い込みました。2021-22シーズンには北京オリンピックで銅メダルを獲得し、世界選手権でも優勝を成し遂げました。

2022-23シーズンには全日本選手権での優勝を確実にし、北京オリンピック後の新しい課題に挑戦し続けました。そして2023-24シーズンではグランプリファイナルで初優勝を果たし、キャリアグランドスラムを達成しました。

技術と演技

坂本選手は、アクセルを除く5種類の3回転ジャンプを跳ぶことができ、特にダイナミックな跳び方に定評があります。また、コンビネーションジャンプも得意であり、多くの加点を受ける姿勢を持っています。ルッツやサルコウに苦手意識を持っていますが、今後の成長が期待されています。坂本選手は、明るい性格と魅力的な演技スタイルで多くのファンに愛され続けています。

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