多摩電子工業

多摩電子工業株式会社の概要

多摩電子工業株式会社は、1976年に創業を果たしたモバイル周辺機器メーカーで、神奈川県川崎市に本社を構えています。会社設立当初は、カー用品の販売や製品開発、OEM生産を行っていましたが、携帯電話の普及に伴い、国内初の電池式携帯電話用充電器を開発し、特許を取得しました。この革新的な製品の登場により、多摩電子工業は携帯電話及びスマートフォン用充電器の開発・生産・販売へと業務を大きく転換しました。

歴史と沿革

創立からの歴史を振り返ると、1976年（昭和51年）3月に東京都世田谷区で会社が設立され、1979年には稲城市に社屋を移転しました。その後、1997年に電池式携帯電話用充電器の特許を取得し、同年11月には「ING」ブランドでの商品販売を開始しました。この時、主にコンビニエンスストアや家電量販店、ホームセンターを販路としました。

1999年には町田市に社屋を移転し、2002年には中国の蘇州市に自社工場を設立。2010年には広東省東莞市にも新たな工場を開設し、国際品質規格ISO9001及び国際環境規格ISO14001の認定を受けるなど、グローバルな展開を進めました。

2013年には、営業パートナーであった株式会社アリスティと合併し、社名やブランドを新たにしました。この合併を機に、東京オフィスや大阪、名古屋、福岡オフィスも設立され、神奈川県相模原市には物流センターも開設されました。これにより、多摩電子工業は一層の業務効率化と顧客へのサービス向上を目指しました。

主な製品群

多摩電子工業は、モバイルバッテリーやポータブル電源、AC/DCケーブルタイプの充電器、Bluetooth機器、スマートフォン用周辺機器、さらにはモバイルアクセサリやFMトランスミッター、ヘッドホンなど、多岐にわたる製品を取り扱っています。また、サングラスや老眼鏡、PC用メガネなども販売しており、利用者の多様なニーズに応えることを目指しています。

マーケティングと広告

同社は、2018年10月からタレントの出川哲朗を起用したモバイルバッテリー商品のテレビCMを放送し、ブランド露出を強化しています。また同時に、出川がMCを務める紀行バラエティ番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』においても、スポンサーとして名前を連ねており、独自のマーケティング戦略を展開しています。

今後の展望

多摩電子工業は、これまでの経験と技術の蓄積を基に、今後も進化を続けることが期待されます。国内市場での強固な地位を保ちつつ、海外へのさらなる展開や新技術の開発に注力することで、モバイルライフを支える存在として成長を続けることでしょう。

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