株式会社太陽グループ
北海道札幌市中央区に本社を構える株式
会社太陽グループは、主に
パチンコ店「パーラー太陽」の運営を手がける企業です。東原俊郎氏が代表取締役社長を務め、持株
会社である太陽グループを中心に、株式
会社太陽流通、株式
会社大門ビル開発、株式
会社太陽ミリタリーセキュリティ、株式
会社太陽スピリッツといったグループ
会社を擁しています。さらに、NPO法人太陽グループボランティアチーム、社会福祉法人太陽育成会、農業生産法人歌志内太陽ファーム、財団法人太陽
北海道地域づくり財団といった関連法人を通じて、地域社会への貢献にも積極的に取り組んでいます。
多様な事業展開
太陽グループの事業は、主軸である
パチンコ事業に留まりません。店舗内には、独自のセキュリティシステムとして「太陽ミリタリーセキュリティ」が導入されています。これは、
2002年に
北海道公安委員会の認可を得て独立した組織であり、即応予備自衛官を配置して店舗の安全維持にあたっています。また、
函館市、
帯広市、室蘭市では計8店のレストランを経営。地域に根ざした複合施設として、
映画館「シネマ太陽」を中心とした施設の運営も行い、地域の活性化に貢献しています。
社会貢献と地域活動
企業活動の傍ら、太陽グループは様々な社会貢献活動を展開しています。養護施設への支援や、札幌芸術の森JAZZフォレスト、HBCこどもコンクールなど、音楽・文化活動への後援を通じて、次世代の育成や芸術振興を支援しています。1997年には、少年野球の振興のため
札幌市北区に野球場を建設し、毎年「太陽グループ杯争奪全道少年軟式野球大会」を開催しています。さらに、関連法人を通じてボランティア活動、社会福祉(太陽育成会)、農業振興(歌志内太陽ファーム)、地域づくり(太陽
北海道地域づくり財団)など、幅広い分野で地域社会への貢献活動を行っています。社員向けの福利厚生として、
小樽市にログハウスを整備するなど、従業員の働きがい向上にも配慮しています。
沿革
太陽グループの歴史は、
1988年9月に
札幌市中央区で設立された有限
会社協興商事に始まります。
1992年3月には株式
会社に組織変更。
1996年12月には、北区に出店した「パーラー太陽篠路店」に託児施設「ピノキオルーム」を開設し、子育て支援にも乗り出しました。1997年12月に現在の株式
会社太陽グループへ社名を変更。
2000年にはボランティア部会がNPO法人として、社会福祉法人太陽育成会が法人としてそれぞれ認証・認可を受けました。
2001年1月には星置ピノキオ保育園を開園。同年12月には
函館市にパーラー太陽や
映画館を含む複合施設を建設し、財団法人太陽
北海道地域づくり財団を設立するなど、事業と地域貢献の両面で拡大を続けました。
2002年に本社を現在の南1条西4丁目へ移転。
2003年には
帯広市にも複合施設を建設したほか、
歌志内市で農業生産法人歌志内太陽ファームを開始しました。
2005年には
パチンコ関連事業を7社に分社化し、太陽グループは持株
会社体制へ移行しました。その後、
2009年には「ばんけい観光バス」(後の
札幌ばんけい株式
会社)を子
会社化、分社化したパーラー太陽7社を合併、
2013年には株式
会社太陽流通と株式
会社パーラー太陽が合併するなど、組織再編を進めています。
シネマ太陽
太陽グループが運営する「シネマ太陽」は、
北海道の
函館市と
帯広市にある
シネマコンプレックスです。
2012年2月には全スクリーンが
デジタルシネマに対応し、一部スクリーンには3D上映システムが導入されています。
シネマ太陽函館:
2001年12月1日に「函館シネマ大門」として開館し、
2005年2月26日に現在の名称に改称しました。
函館市松風町の大門ビル内に位置しています。コンセッションでは
ペプシコーラなどが販売されています。
シネマ太陽帯広:
2003年11月5日に開館(8日グランドオープン)。
帯広市西3条南11丁目の太陽ビル内にあります。開館時には『マトリックス・レボリューションズ』が上映されました。この
映画館の開館は、
帯広市内の他の
映画館に影響を与えたと言われています。コンセッションでは
コカ・コーラなどが販売されています。
広報活動
かつてはCMソングに「
涙の太陽」を使用していた時期があり、落語家の
春風亭柳昇やナレーターのタック・ハーシーをイメージキャラクターやナレーションに起用していました。近年では、東原社長自身の
トランペット演奏を披露するCMが放送されています。また、東原社長が
FM NORTH WAVEの番組にレギュラー出演していた時期もあり、地域メディアへの露出も行っています。主な提供番組として、『
サンデージャポン』(HBC)や『
報道ステーション』(HTB)があります。
太陽グループは、
パチンコ事業を核としながらも、多様な事業と積極的な社会貢献活動を通じて、
北海道の地域社会と共に歩む企業としての地位を確立しています。