姫路競馬場

姫路競馬場の概要

姫路競馬場（ひめじけいばじょう）は、兵庫県姫路市にある地方競馬の競馬場です。正式名称は姫路公園競馬場であり、兵庫県競馬組合によって運営されています。この競馬場にはウインズ姫路という場外勝馬投票券発売所も併設されています。

開設の背景

姫路競馬場は、前身である淡路競馬場が廃止された1949年（昭和24年）に設立されました。競馬場全体が公園として設計されていて、訪れる人々がリラックスできる芝生広場や児童遊園も整備されています。2005年からは、地方競馬全国統一電話投票システムのD-Netに加盟し、オッズパークにも参入しています。

競馬場の施設

姫路競馬場の収容人数は14,000人で、2020年の再開以降、入場料は無料となりました。特別席は有料ですが、駐車場料金は開催時に1,000円、場外発売時には500円となっています。競走はすべてダートコースで行われ、1周距離は1,200メートル、直線距離は230メートルです。コースは平坦で、フルゲートは最大12頭です。

施設に関する詳細

競馬場内には大型の映像装置が設置されており、観客に向けてレースの情報をリアルタイムで提供しています。2004年12月に導入された初代の「スーパーカラービジョン」は、その後改良が施され、最新の映像装置が稼働しています。さらに、パドック掲示板も設置されており、レース情報が分かりやすく表示されています。

その他の設備

入場門の近くには食堂と無料休憩所があり、スタンド内には喫茶店や競馬新聞専門の売店があります。さらに、スタンドの最上階には卓球場やスタジオも完備されており、訪れる人々が楽しめる多様な施設が揃っています。

アクセス

姫路競馬場へのアクセスは非常に便利で、JR姫路駅や山陽電鉄の山陽姫路駅からは無料送迎バスが運行されており、約10分で到着します。また、神姫バスの「競馬場前」停留所が近くにあり、JR野里駅からも徒歩でアクセス可能です。

競馬開催状況

姫路競馬場は、長い間非開催が続いた期間もあり、実際の運営が休止されている状態でした。しかし、2020年1月15日に8年ぶりに開催が再開され、現在では年間で数開催が行われています。魅力ある重賞競走もいくつか用意されており、競馬ファンにとって重要な存在となっています。

ウインズ姫路

姫路競馬場にはウインズ姫路も併設されており、中央競馬の場外発売所として活用されています。ウインズ姫路は2003年に開設され、当初は日曜のみの営業でしたが、徐々に土日営業へと拡大しました。ここでは、姫路競馬と中央競馬の両方の馬券を購入することができます。

まとめ

姫路競馬場は、豊かな自然環境に囲まれた競馬場として、地域の人々に愛され続けています。入場無料の環境は特に魅力的であり、様々な関連施設も併設されているため、競馬観戦だけでなく幅広い楽しみ方ができる場所となっています。

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