安曇川駅

安曇川駅：高島市の拠点駅

駅の概要

安曇川駅は、滋賀県高島市安曇川町西万木に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）湖西線の駅です。1974年の湖西線開業と同時に開業し、高島市の中心的な駅として、地域住民の生活や経済活動を支えています。島式ホーム2面4線を有する高架駅で、待避設備も完備しており、スムーズな列車運行に貢献しています。駅番号はJR-B16です。

歴史

安曇川駅の歴史は、湖西線の開業と深く関わっています。1974年の開業以来、地域社会の変遷と共に発展を遂げてきました。当初は荷物の取り扱いも行っていましたが、1984年に廃止。その後、1987年には国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となり、1992年にはみどりの窓口が開設されました。2006年にはICOCAなどの交通系ICカードが利用可能になり、利便性が向上。2009年には全面禁煙化、2018年には駅ナンバリングが導入されるなど、時代の変化に対応した改修が行われています。みどりの窓口は2024年10月31日をもって営業を終了しました。

駅構造

安曇川駅は、島式ホーム2面4線を持つ高架駅です。ホームの長さは260メートル、有効長は12両編成に対応しています。改札口は1ヶ所のみですが、ICカード専用簡易型自動改札機や自動券売機が設置され、スムーズな乗降を実現しています。2009年3月にはエレベーターやLED式発車案内表示器も設置され、バリアフリー化も進んでいます。内側の2線（2・3番線）が本線、外側の2線（1・4番線）は待避線として使用され、貨物列車などの待避に使用されるほか、旅客列車の車内保温のためドア開閉ボタンが使用される場合があります。

駅の運営

堅田駅が管理駅となり、JR西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅です。ICOCAをはじめとする各種交通系ICカードが利用可能で、ICOCAは駅窓口で購入することもできます。

駅周辺

安曇川駅周辺は、商業地と住宅地が混在するエリアです。湖西線開業前は周辺地域からの買い物客の流出が懸念されましたが、安曇川町商工会（当時）の努力により、商店街の活性化と商圏拡大に成功し、現在も活気ある街並みが形成されています。駅周辺には、商業施設の他、金融機関、郵便局、学校、公共施設などが集積し、生活利便性が高い地域となっています。東口には中江藤樹像があり、その周辺は「よえもんさん通り」と呼ばれ、歴史を感じさせる散策路となっています。国道161号、滋賀県道558号、福井県道・滋賀県道23号、滋賀県道297号などの主要道路も駅周辺を通っており、交通アクセスも良好です。

駅周辺の主な施設

東側

平和堂あどがわ店
関西みらい銀行安曇川支店
滋賀銀行安曇川支店
安曇川郵便局
滋賀県立安曇川高等学校
道の駅藤樹の里あどがわ
高島市藤樹の里文化芸術会館
高島市立安曇川図書館
ハローワーク高島（大津公共職業安定所 高島出張所）
AVXコンポーネンツ安曇川

西側

高島市役所安曇川支所
高島市教育委員会事務局
高島市立安曇小学校
高島市立安曇川中学校
ギャラリー藤乃井
旧安曇川郵便局
箕島神社
安閑神社
鶴塚（滋賀県最大級の宝塔）

バス路線

駅西口のロータリーには「安曇川駅」停留所があり、複数のバス路線が発着しています。旧朽木村や旧新旭町方面への路線も運行されているため、周辺地域へのアクセスにも便利です。

隣の駅

新旭駅
* 近江高島駅

利用状況

安曇川駅は、高島市内では近江今津駅に次いで2番目に利用客が多い駅であり、旧安曇川町の中心駅として重要な役割を担っています。

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