室見駅

室見駅について

室見駅（むろみえき）は、福岡県福岡市早良区室見一丁目にある福岡市地下鉄空港線の駅です。駅番号はK02で、多くの人々に利用されています。駅のシンボルマークは、西島伊三雄という福岡市出身のグラフィックデザイナーが手がけており、地元の室見川をモチーフにした3本の線で特徴づけられています。なお、この駅は天神駅が管理し、西鉄ステーションサービスが業務を代行する業務委託駅に位置しています。

歴史

室見駅は、1981年7月26日に開業しました。この開業は、福岡市地下鉄1号線の当駅から天神駅までの区間が果たす重要な役割を示すものです。当初、この区間の開業に伴い、地下鉄のある部分が未完成であったため、姪浜車両基地に入庫する車両は特別な方式を用いて運行されていました。1983年3月22日には、地下鉄1号線の姪浜駅と当駅の間が延伸され、この駅は途中駅としての機能を果たすことになります。その後、1993年には博多駅と福岡空港駅間が開業し、この線に「空港線」の愛称が付けられました。さらに、2003年12月6日には九州初のホームドアが設置され、安全性が向上しました。2020年4月1日には業務委託駅としての位置づけがされ、管理体制が変更された点も特筆すべき事項です。

駅構造

この駅は相対式ホームを2面2線持つ地下駅として設計されています。また、空港線は室見駅の姪浜側で室見川を通過するため、隣接する藤崎駅と同様に深い位置にホームが設置されています。そのため、駅の利用者はアクセスの際に階段やエスカレーターを利用することが多くなっています。

利用状況

2023年度における室見駅の1日平均乗車人員は7,939人で、空港線の中では祇園駅に次いで2番目に少ない数字です。近年の乗車人員の推移は、駅の利用状況を示す重要な指標となっています。この数値は地域の交通の動向などを反映しているため、時折注意が必要です。

駅周辺の施設

室見駅周辺には、多くの大型マンションが立ち並んでいます。これは、近年の都市開発や人口増加に伴ったもので、利便性を求める住民が集まっています。また、周辺には福岡室見郵便局や室見幼稚園、福岡市立室見小学校、愛宕神社など、さまざまな公共施設があります。さらに、西鉄バスの「室見駅」停留所が近くにあり、バス利用者にとっても便利な立地となっています。

まとめ

室見駅は福岡市の交通の要所の一つであり、その利便性と多くの周辺施設によって地域住民に愛用されています。今後も交通の発展とともに、さらなる活性化が期待される駅です。

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