宮下貴浩

宮下貴浩：俳優・プロデューサーとしての多彩な活動

宮下貴浩は、1981年2月27日生まれの長野県松本市出身の俳優、舞台プロデューサーです。ルビーパレードに所属し、多岐にわたる活動で注目を集めています。

俳優としてのキャリア

宮下貴浩の俳優としてのキャリアは、2011年から劇団居酒屋ベースボールへの所属から始まりました。同劇団は2016年に休団、2018年に解散しましたが、その間数々の舞台作品に出演。2015年には3ヶ月間に渡り、22作品ものロングラン公演に参加し、年間21作品という驚異的なペースで舞台に立ちました。

劇団活動と並行して、女優の水野美紀との演劇ユニット「かくたすのいるところ」でも活動。その後も、プロペラ犬『珍渦虫』などの公演に出演する一方、『嘘つき歌姫』『月の兎』『東京のぺいん』といった作品では主演を務めるなど、実力派俳優として存在感を示してきました。

近年では、福澤重文氏との共同プロデュース企画などにも携わり、植木祥平氏との二人芝居『されど、』では水野美紀、高橋努、えのもとぐりむの3名が脚本に参加するなど話題となりました。2017年には、東京ダイナマイト松田大輔氏とW主演を務めた『されど、もとより、あるかなた、』も記憶に新しいところです。唐橋充氏との共同プロデュース企画『百年の虎独』では、出演だけでなく演出も担当しています。

テレビドラマへの出演も多数。テレビ東京『ウルトラマンギンガ』、日本テレビ『高嶺の花』、テレビ朝日『相棒17』など、幅広いジャンルの作品に出演し、その演技力は高い評価を得ています。近年では、テレビ朝日『リエゾン -こどものこころ診療所-』や、日本テレビ『あいつが上手で下手が僕でシーズン2』といった話題作にも出演しています。映画にも多数出演し、2024年には国際短編映画祭にも作品が上映されるなど、活躍の場は国内にとどまりません。

プロデュース業への挑戦

俳優活動と並行して、宮下貴浩はプロデューサーとしての顔も持ち合わせています。福澤重文氏との共同プロデュース企画や、水野美紀氏とのユニット活動を通じ、演劇プロデュースにも積極的に取り組んできました。

2020年には、脚本家矢島弘一氏と劇団共働きを立ち上げたことを発表。水野美紀氏、矢島弘一氏との共同プロデュース作品『２つの「ヒ」キゲキ』では、企画、プロデューサー、出演の三役を担いました。2022年には、水野美紀氏が主宰を務めるプロペラ犬の公演でプロデューサーとして参加するなど、その活動は多角化しています。

2018年11月には、福澤重文氏との共同プロデュース企画の第二回公演で、向田邦子賞受賞作家である矢島弘一氏を招いて新作を上演。佐津川愛美、安里勇哉、山下容莉枝など、豪華ゲスト陣が出演し、大きな話題を呼びました。

多彩な才能と今後の展望

宮下貴浩は俳優、舞台プロデューサーとして、そしてかつてはロックバンドMister howlsのメンバーとして音楽活動も経験するなど、多様な才能を持つ人物です。東京都市大学塩尻高等学校卒業後、上京し、インディーズでアルバム「Desperado」をリリースするなど、音楽活動にも情熱を注いでいました。特技は野球、サッカー、ビリヤード、口笛、のどごしなど多岐に渡ります。犬や猫を愛し、特にラブラドールレトリバーが好きという一面も覗かせます。

宮下貴浩の今後の活躍から目が離せません。俳優、プロデューサー、そして様々な才能を活かした新たな挑戦にも期待が高まります。

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