宮崎県総合運動公園

宮崎県総合運動公園の概要

宮崎県総合運動公園（みやざきけん・そうごううんどうこうえん）は、宮崎県宮崎市に位置する、広大なスポーツ施設群を備えた公園です。この公園は、宮崎県が所有しており、各施設の運営管理は宮崎県公園協会や宮崎県スポーツ施設協会が担当しています。公園の面積は約13.7ヘクタールで、南北で約2キロメートル、東西で約600メートルの広がりを見せています。特に日向灘に面した立地により、自然環境の美しさを享受できる場所となっています。

公園内には、運動地点を「森の中に設置する」という理念の下に設計された近代的なスポーツ施設があり、植栽による緑に囲まれています。この緑には、500種類以上の植物が42万本も植えられており、スポーツを楽しむ場所として多くの人々に利用されています。公園には19のスポーツ施設があり、32種類の競技が可能となっており、特にプロ野球の読売ジャイアンツやJリーグクラブもキャンプや合宿に利用するなど、全国的にもその名が知られています。

歴史

総合運動公園の設立は、1964年に宮崎県の位置付け80周年記念事業の一環として発表されました。その後、1965年に宮崎市南部の木崎地区に建設地が決まり、1967年には本格的な工事が始まりました。1972年に一部施設が完成し、1974年には陸上競技場や宮崎市営野球場（現ひむかスタジアム）が完成しました。その翌年には「日本のふるさと宮崎国体」のメイン会場にも選ばれるなど、地域のスポーツ振興に寄与する存在となります。

以降も順次、様々なスポーツ施設や公園施設が整備され、2001年には硬式野球場（サンマリンスタジアム宮崎）、2004年には木の花ドームが完成し、現在の形に至っています。近年、また新たな施設が加わり、2019年にはサンマリンスタジアム北側に「サンライズブルペン」が建設され、さらに津波避難計画も進められ、2020年には避難用スロープが設置されました。

命名権と施設名

2014年には、宮崎県が公園の命名権の協賛社を募集し、霧島酒造株式会社との契約が成立しました。これにより、名称は「KIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園」と改められました。2019年に契約が満了した後、米良電機産業と新たに契約を締結し、愛称も新たに募集されています。

主な施設

運動公園には、以下のような幅広いスポーツ施設が揃っています：

• - ひなた陸上競技場
• - ひなたサンマリンスタジアム宮崎
• - ひなたひむかスタジアム
• - 軟式野球場
• - ひなた木の花ドーム
• - ひなた武道館
• - サッカー場
• - テニスコート
• - 自転車競技場
• - 屋内練習場
• - 屋外水泳場
• - ラグビー場
• - 日本庭園（日向景修園）

これらの施設は、地域住民からアスリートまで、さまざまな層が利用しており、スポーツ振興の重要な舞台となっています。

アクセス

交通手段はJR日南線の木花駅または運動公園駅から徒歩5～10分です。また、宮崎交通のバスを利用することもでき、サンマリンスタジアム方面行きのバスに乗り、「サンマリン前」で下車すると便利です。

このように、宮崎県総合運動公園は、幅広いスポーツ活動の場を提供し、豊かな自然環境に囲まれたスポーツの拠点として多くの人々に親しまれています。

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