小垣江駅

小垣江駅について

小垣江駅（おがきええき）は、愛知県刈谷市小垣江町に位置する名古屋鉄道（名鉄）三河線の駅であり、駅番号はMU04です。この駅はICカード「manaca」を利用できるため、通勤や通学などでの利便性が高まっています。

歴史

小垣江駅は1914年2月5日に三河鉄道の駅として開業しました。その後、いくつかの重要な変遷があります。1927年には専用線が開通しましたが、わずか数ヶ月で運行が終了しました。1941年には三河鉄道が名古屋鉄道に合併され、それ以来名鉄三河線の一部として運行されています。

1977年には貨物営業が廃止され、2002年には駅から橋梁までの区間が複線化されました。2005年には駅舎の改築が行われ、無人運転化され、「トランパス」が導入されました。2011年からは「manaca」が利用できるようになり、より便利な乗車体験が提供されています。2012年にはトランパスが供用停止となりました。

駅の構造

小垣江駅は島式1面2線のホームを持つ地上駅で、行き違いが可能です。駅は無人運転で、駅集中管理システムが導入されており、改札口はホームの碧南寄りに設置されています。駅の近くには自動券売機や精算機もあり、利便性が考慮されています。また、旧駅舎の鬼瓦には三河鉄道の社紋が入っており、保存されています。旧駅舎時代には構内踏切があり、列車は右側通行でした。

東口には約4300平米の送迎用ロータリーと屋根付き駐輪場、公衆トイレが設置されていて、刈谷市による駅整備事業が実施されています。

利用状況

利用者数に関して、2013年度のデータでは小垣江駅の1日平均乗降人員は3160人で、名鉄全駅の中で136位、三河線では13位に位置しています。1992年度のデータでは2201人で、名鉄全駅の中で165位、三河線内では18位でした。利用者数は近年も安定しており、地域の交通の要所としての役割を果たしています。

駅周辺の主要施設

小垣江駅周辺にはいくつかの重要な施設があります。例えば、小垣江小学校や小垣江幼稚園、刈谷自動車学校などが点在しています。また、フローラルガーデンよさみという名所もあり、自然を楽しめる環境が整っています。

バス路線

駅近くには刈谷市公共施設連絡バスの小垣江・依佐美線が運行しており、地域内外を結ぶ便利な交通手段となっています。バスは西口から刈谷市駅方面や、東口から野田新町駅方面に発着し、地域のアクセスを支えています。

隣接駅

小垣江駅の隣には、名古屋鉄道の刈谷市駅 (MU03) と吉浜駅 (MU05) があり、これにより交通の選択肢も広がります。

このように、小垣江駅は地域の交通の要であり、歴史的にも多くの変遷を経て現在に至っています。近代的な施設と周辺環境の整備が進んでおり、今後も多くの人々に利用されることが期待されます。

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