小山駅

小山駅の概要

小山駅（おやまえき）は、栃木県小山市に位置し、東日本旅客鉄道（JR東日本）及び日本貨物鉄道（JR貨物）の駅です。駅は城山町に構えており、事務管理コードは▲411018です。ここは、利用客にとって大変便利なターミナル駅として機能しており、様々な路線が交差しています。

乗り入れ路線

小山駅には、東北新幹線と、在来線である東北本線、水戸線、および両毛線の計4つの路線が乗り入れています。主にこの駅を起点として、多くの列車が運行されています。特に東北本線は、旅客案内上の愛称「宇都宮線」にも含まれており、上野駅からの路線や、新宿駅経由の湘南新宿ライン、さらに上野駅から東京駅を経由する東海道線に向かう上野東京ラインが停車します。小山駅は、土呂駅から雀宮駅間の駅を管理する直営駅としての役割も担っています。

歴史の沿革

小山駅は1900年に作詞された『鉄道唱歌 第三集奥州磐城篇』にも登場する歴史ある駅です。駅自体は1885年に日本鉄道線の駅として開業し、以来数回の経営移管を経て、今日ではJR東日本とJR貨物が運営しています。1892年、水戸鉄道が日本鉄道に譲渡されたことにより、さらに充実した路線網が形成されました。1969年には新たに東臨時改札口が設けられ、1972年度には東北新幹線の工事も始まりました。現行の駅舎は1978年に完成しましたが、1982年には東北新幹線が実際に営業を開始しました。以降、駅は各種サービスを拡充し、特に2000年代以降は自動改札機やICカード「Suica」の導入など、高度なサービスが展開されています。

駅構造

小山駅は、新幹線ように高架となっているホームと、地上の在来線ホームを持ち、全体で複数のホームが設けられています。新幹線エリアには単式ホームと島式ホームがあり、定期列車も幾つかの列車がここで発着します。在来線エリアにも4面8線のホームがあり、それぞれの路線からの接続が可能です。特に両毛線のホームは独自の形状を持ち、過去には特定の列車運行に使用されていましたが、現在では様々な利用方法に応じて変化しています。

駅周辺の情報

駅の周辺には西口と東口があり、それぞれのエリアは異なる雰囲気を持っています。西口には再開発された駅ビル「VAL小山」や公共施設、商業施設が立ち並び、地域の中心地として賑わっています。一方、東口側はオフィスビルが立ち並び、舌まわし一般の生活エリアが広がります。また、周囲には多くの金融機関や飲食店、公共交通機関の発着場所が点在しており、非常にアクセスが良いエリアとなっています。

利用状況

JR東日本によると、2023年度の小山駅の1日平均乗車人員は20,492人、また新幹線の乗車人数は4,023人となっています。小山駅の利便性の高さはこの利用状況にも表れており、日常的に多くの人々が利用しています。

その他

小山駅は、数々の文化的な舞台にもなってきました。例えば、TBSの『ザ・ベストテン』では、チャゲ&飛鳥が小山駅から中継を行ったことがあり、その後も多くのメディアに登場しています。また、アニメ『秒速5センチメートル』でも小山駅が登場し、駅の発車メロディーにその楽曲が使用されるなど、地域においても重要な役割を果たしています。最近では、新幹線のタッチでGo!サービスや、チケットのeサービスも導入され、より便利な交通機関へと進化を続けています。小山駅はこれからも地域社会の重要な交通拠点であり続けるでしょう。

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