小川龍也

小川龍也のプロフィール

小川 龍也（おがわ りゅうや、1991年9月3日生まれ）は、千葉県千葉市花見川区出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、左投左打というスタイルを持っています。彼は、中日ドラゴンズ、西武ライオンズ、そしてリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルのモンテレイ・サルタンズのチームに所属していました。また、日本人の父とフィリピン人の母を持つ背景を持っています。

経歴の概要

プロ入り前

小川は両親の勧めにより、幼い頃から野球に親しみを持ち、少年野球チーム「こてはし台ヤングライオンズ」に小学1年生から加わりました。中学時代には「千葉北シニア」で硬式野球を通じてプレーし、高校時代は千葉英和高に在籍し、まず外野手として出場、次第に本格的に投手へと転向しました。高校3年生の夏には千葉大会に参加し、名門チームの木更津総合高に苦しみながらも、素晴らしい投球を見せました。2009年のドラフトでは中日から2位指名を受け、契約金5,000万円、年俸600万円でプロ入りしました。

中日時代 (2010-2016)

2010年の職業初年度では一軍登板はありませんでしたが、翌年には春季キャンプで一軍に名を連ね、10月に初めて一軍昇格を果たします。初登板では、従来の投手スタイルを持ち味に、相手チームを三者凡退に抑え込む快投を見せました。2012年にはフィリピン代表として第3回WBC予選に選出され、国際舞台でもその才能が認められることとなりました。

その後、2016年に初めて開幕一軍入りをし、初勝利を挙げるなど、キャリアの中でいくつかの成果を収めました。

西武ライオンズ時代 (2018-2021)

2018年には金銭トレードで埼玉西武ライオンズに移籍し、その後の試合では無失点を続ける素晴らしい成績を残しました。特に2019年には自己最多の55試合に登板し、ここで彼の投手としてのスキルが大いに発揮されました。しかし、2021年にはシーズン終了後に戦力構想外となり、西武を退団することとなります。

引退後の活動

西武退団後、小川は12球団合同トライアウトに参加後、リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルのモンテレイ・サルタンズに入団しました。しかし、2022年4月には初先発を果たした後、契約解除となり、その後は野球から引退する意向を固めました。引退を決意した後は、母国フィリピンに渡り英語の勉強をする意向を示しています。

選手としての特徴

小川の投球スタイルには、最速144km/hのストレートが特徴です。また、右打者にはフォーク、左打者にはスライダーを使用します。2015年からはサイドスローの投球フォームに変更し、彼の変幻自在なピッチングスタイルが一層際立つこととなります。

人物

2018年12月には一般女性と結婚したことを公表しました。引退後も新たなステージでの活動を模索し、通信制の大学に入る意向を持ち、人生の新たな章を迎えようとしています。国際的にも活躍した選手としての地位を持ち、彼のこれからの動向に注目です。

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