山城青谷駅

山城青谷駅（やましろあおだにえき）

山城青谷駅は、京都府城陽市市辺五島にある、西日本旅客鉄道（JR西日本）奈良線の駅です。駅番号はJR-D14で、地域の交通網の一部として重要な役割を果たしています。

歴史

山城青谷駅の歴史は1926年に遡ります。当初は青谷梅林仮停留場として長池駅と玉水駅の間に設けられました。1933年12月1日には正式な駅に昇格し、現在の名称に変更されました。その後、1972年には貨物の取り扱いが廃止され、1984年には駅員が配置されない無人駅となりました。1987年に国鉄が分割民営化されたことにより、JR西日本の駅となります。

さらに1995年には旧駅舎にコミュニティセンターが併設され、1999年には自動改札機が導入されました。2003年からはICカード「ICOCA」の利用も可能になり、2018年には駅ナンバリングが始まりました。最近では、2022年に橋上駅舎と自由通路が供用され、2023年には東側交通広場が完成するなど、駅の利便性が向上しています。

駅構造

山城青谷駅は相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、行き違いも可能です。橋上駅舎には東西を結ぶ自由通路が設置されており、改札内外共用のエレベーターも装備されています。新しい駅舎は青谷の山並みを屋根のデザインに取り入れ、梅の木立を模した列柱が特徴です。駅の利用者は、自由通路を利用することで踏切を渡る必要がなくなり、利便性が向上しました。また、宇治駅が管理し、駅業務はJR西日本交通サービスによって受託されています。

利用状況

2023年度のデータによると、山城青谷駅の1日当たりの利用者数は1,724人となっています。この数字は京都府統計書にも反映されており、地元住民に利用されています。

駅周辺

2014年に策定された「山城青谷駅周辺整備基本計画」は、駅の周辺開発を進める重要な指針です。この計画に基づき、駅前広場や新青谷線の整備が行われており、2022年度には完成が見込まれています。また、駅の北側にある中村踏切の拡幅計画や三叉路交差点の整備も2023年度までに完成予定です。

周辺にはカトリック青谷教会や青谷郵便局、旧駅舎に併設された青谷コミセン、城陽市立図書館など、地域の生活を支える施設が点在しています。

また、駅近くにはスーパーや学校、公園などもあり、周囲は生活環境に恵まれた地域です。バス路線も整備されており、JR山城青谷駅停留所を起点に城陽市内の移動が可能です。

隣の駅

山城青谷駅はJR奈良線上にあり、隣接する長池駅とは普通列車での接続が行われています。これにより、地域住民は便利に他のエリアへの移動ができます。更なる発展が期待される山城青谷駅は、未来に向けて交通の要所として重要な役割を果たし続けるでしょう。

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